会社の引っ越し その7

いつもは6時過ぎにカノンと散歩するわけですが、昨日はたまたま30分ほど早くスタートしました。
するとどうでしょう、わずか30分だけの違いなのに、雰囲気がまるで違うのです。
いつもより格段に清々(すがすが)しい。
明らかに空気の精妙さが違っています。
神々(こうごう)しい雰囲気すらありました。
今なら朝5時だともう明るいし、30分から1時間早めて歩いてもいいかもしれません。

カノンとの散歩を5時からにし、会社には6時に出社というのがいいかもしれません。
きのうは外回りの掃除をせずに、オフィスの清掃に専念したのですが、わずか55㎡の床面積なのに、2時間みっちりかかることがわかりました。
トイレもないし、事務所の面積も3分の1に減ったのだから、掃除は楽勝に違いないと考えていたのですが、そうでもありませんでした。

今はまだテーブル等の置き方で試行錯誤しているし、1階の店舗から必要なモノを持ってくる作業も多少残っているので、余計に時間がかかっているのだと思います。
週に3日、掃除を手伝ってくれる人に来ていただくので、その日は私は外の掃除に回ろうと思っています。
後の3日はオフィスの掃除。
一人で掃除機かけや雑巾で拭いていくわけですが、この際徹底的にオフィスを磨いていこうと考えています。

新オフィスに移る前は、掃除の時間が減る分、ネットで世界各国の英字新聞を読もうと画策していたのですが、ちょっと当てが外れました。
むろんガックリ来ているのではなくて、闘志が湧いてきているのです。
掃除も自分自身のためや社員のため、あるいはお客様のためにやるのはもちろんですが、神様に捧げるつもりでやろうと思っています。
実はきのうの掃除の時、オフィスをピカピカにしていくにつれ、神様の氣が満ちてくることを体感しました。

鍵山流掃除を20年間し続けてきたのですが、こういった感覚はほとんど感じたことがありませんでした。
「10年偉大なり、20年畏(おそ)るべし、30年にして歴史なる」という言葉があります。ひょっとしたら20年目にして掃除の質が変わってきたのかもしれません。
20年やり続けると、新しい境地に入ることが許されるのかもしれません。
こりゃ楽しみになってきました。