神社めぐりへ

まずは神社巡りをやっていこうと思い立ちました。
一番初めに行ったのは「大神(おおがみ)神社」。
三輪山自体がご神体という、日本最古の神社です。
ご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。
大国主命(おおくにぬしのみこと)の「荒魂(あらみたま)」の部分が、実は大物主神

神様の魂は「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」とに分かれます。
神様だから「やすらかな」和魂だけでいいのではないかと思うのですが、荒魂は「働く力」を意味します。
荒魂のパワーで、神様だってバリバリ仕事をしていかれるわけです。
したがって荒魂の神様である大物主神に願い事をすると“霊験あらたか”。
病気だって治して下さるのです。
実際、大神神社には日本の有名な製薬会社の灯篭(とうろう)がズラリと並んでいました。

次に行ったのが伊勢神宮
朝、早い目に行くと参拝客が少なく、その分「凛」とした雰囲気を強く感じます。
神道は朝が一番相性が合うようです。
神道は「朝の宗教」であり、「森の宗教」であり、「調和の宗教」であり、「やる気の宗教」でもあります。
やはり早朝に行くのが一番神様のパワーをいただけるような気がします。
心を無にして、神宮の境内の波動に自分を合わせていくだけで、勝手に「おかげ」をいただけるというわけです。
随分イージーなことを言うと思われるかもしれませんが、理屈抜きで案外イージーに行けばいいのかもしれないと、最近思うようになってきました。

日本の神さまはキレイなところを好まれます。
従って掃除は大切。
また神道は「礼の宗教」でもあるので、服装もきちんとしなければなりません。
私は神宮にお参りに行く時は、スーツにネクタイ姿の正装で参ります。
「恐れ多く」と畏(かしこ)まると、心が縮み、ケガレが絞り出される効果があるような気がします。

「神宮」(伊勢神宮の正式名称)では内宮(ないくう)のほかに外宮(げくう)にもお参りに行きました。
外宮のご祭神は豊受大神(とようけのおおみかみ)。
内宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)の食事のお世話を司(つかさど)る女神です。
建物についている「千木(ちぎ)」の形が、男の神さまと女の神さまとでは違います。
また鰹木(かつおぎ)の数も、男の神様は奇数、女の神様は偶数なのです。
しかしながら外宮の本殿の建物は、男の神様の形で、これは何故なのかは、今の私の知識ではよく分かりませんでした。