知的生活人 その1

生まれて初めて月に100冊を超える本を読みました。
勝因は「夜の予定が少なかったこと」に尽きます。
毎月曜日にあるドイツ語のクラスが、しばらく休みだったのも大きかったと思います(4月から再開されます)。
夜に何も予定がないと3冊〜5冊の本が読めます。
逆に3〜5冊以上の価値のある会合でないと出る気がしないのも事実です。

月に100冊の本ぐらいは、そう無理しなくても読めることを発見しました。
読書は知的生活の基本でもあります。
読書のない知的生活はちょっと考えられません。
本を読んでいるときの自分は、ほとんど「無」になっています。
禅の極致は「無」だと思いますが、読書によってもその境地に近づくことが出来るのではないかと感じています。

20歳代の後半からずっと仕事ばかりしてきたのですが、ある日突如「自分が本当にしたいことは勉強だ」と気がつきました。
一つの仕事をやってきて、まだまだその道に奥があり、続けていくべき場合もあるし、あるいは「卒業」の時期が来ているという場合だってあるかもしれません。
経済学では「収益逓減の法則」などと言いますが、それ以上はいくら努力してもほとんど進化がない限界点があるのです。
従って、これからの人生は知的生活に重きを置くという選択も、あながち間違ったものではないような気もしております。

私の知的生活は「年千冊の読書」が基軸になります。
うれしいことに、高校時代から読んできた本は全部手元にあります。
家中に溢れかえっていた本は、地下書庫をこしらえたことにより、すべてそこに収まりました。
おまけに図書書士の方にお願いし、すべての本を著者別の「あいうえお順」に並べかえてもらいました。
たぶん32,000冊ぐらいは収納できるので、計算上は今から20年間は本の収納場所に悩まなくていいはずです。