ピカピカの靴

仕事中は作業着を着ていることも結構多く、以前ほどスーツを着ることは少なくなりました。
10年ほど前までは、休みの日でもスーツにネクタイを着て出かけていたぐらいなのに、です。
引っ越しを機に、たくさん持っていた靴の大部分を処分しました。
今は数少なく、いい靴だけを持っています。
その靴をピカピカに磨くのです。

磨けば磨くほど、面白いように光り輝くのには驚かされます。
磨きこんだ靴は新品の時よりもずっと光ってきます。
だから靴の値打がどんどん上がっていくような錯覚にとらわれるほどです。
靴クリームをたっぷりと付け(余談ながらKIWIのクリームがおすすめです)、靴を磨く作業は食後の楽しみにすらなってきました。
テレビの前で磨くこともあるのですが、一心不乱に磨いていると、阪神タイガーズの負け戦(いくさ)も気にならないぐらいです。

強い軍隊はピカピカに靴を磨いているそうです。
かつてシンガポールの繁華街でアメリカ海軍の軍人たちと出会ったことがありますが、その靴は顔が映るほどピカピカでした。
数少ない持ち物を大事に扱っていく…これはシンプルライフの基本かもしれません。
数少ない社員や資産の能力が徹底的に磨かれ、それぞれが光り輝いている…そしてこれはシンプル経営の基本なのです。