心を軽く透明に

荷物が重いと、機動的でありません。
荷物が軽いと行きたい所へさっと行けます。
心の荷物も一緒です。
心を軽く軽く。

悪意や恨みを心に溜め込んでいては、自分の実力が十分に発揮できないのです。
第一、体に悪い。
重い荷物を積んでいると、燃費が悪くなるのと同じこと。
いらぬ荷物はドカンと捨て去ることです。
捨て去ることが出来ないのなら、いったん神様にお預けしてしまうことです。

心を軽く、透明に。
この世に仕事をしに生まれてきたわけですから、心に引っかかりを持っていては、その使命が果たせないのです。
「使命」が大袈裟ならば、役割と言い換えてもいいかもしれません。
神様が一番嫌われるのは「我」が強いこと。
人間の傲慢さなど、その最たるもの。
だから自分を透明に。

ビジネスとは「縁あって出会った人々をどうやったら幸せに出来るか」を考え実践すること。
けっして金儲け至上主義がビジネスではないのです。
ホリエモン村上ファンドやNOVAの社長など、私は会ったこともないし悪意も何もないのですが、このような能力のある人たちが足を踏み外したのは、やはりどこかで根本を間違えてしまったからだと思います。

縁あって出会った人々とは、家族や社員やお客様や協力会社の人たちなど、まわりの人すべて。
「お客様は神様」でほかはどうでもいいわけではないのです。
「自分が好きなことに打ち込み、しかもそれが世のためになっている」のは、けっして矛盾でも何でもなく、同じベクトルを向いているのです。
だから心おきなく「自分がやりたい仕事」をやっていきたいと思うのです。