100年以上の会社

日本には100年以上続いている会社が10万社あるそうです。
中国では100年企業は1,000社のみ。
韓国にいたっては5社しかないそうです。
また日本の100年企業の中には、最先端を行き、世界一の製品を製造しているところもあり、その実力は底深いものがあります。

ちなみに日本で一番古い会社は、大阪にある「金剛組」。
宮大工の会社です。
聖徳太子四天王寺を建立するときからの歴史があります。
以前に経営的に具合が悪くなったのですが、ゼネコンの支援で最近また復活しているはずです。

100年以上存続という歴史の長さは、努力や実力だけでは達成できるものではありません。
また自分ひとりの力では絶対に無理。
たまたまの巡り合わせで、100年以上の歴史の流れの中で、その会社で働いているわけです。
出口地所は創業63年目。
私は54歳。
そして95歳までバリバリの現役で働くわけですから、あと40年以上。
ということは、創業100周年を現役時に迎えることが出来る可能性があります。
これもまた一つの目標にできますね。

企業の寿命は30年といいます。
会社というのは、常なるイノベーションを行っていかないと、なかなか継続できるものではないと痛感しています。
創業15年ほどで大きく成長し、上場まで持っていく会社もあります。
あるいは時代に合わせ、大きくなったり縮小したりしながら100年以上存続している会社もあります。
そして途中で消え去る会社も。
案外それは、その会社が最初から持っている宿命なのかもしれません。

街で時々開店するレストランや居酒屋などでも、2年以内に閉店するケースが少なくありません。
ノウハウが凝縮された大手チェーン店などは、長く営業する場合が多いのですが、そうでない場合は「いつ閉まるか分からないので、今のうちに一度食べに行ってみよう」という感じです。
宝塚には60年以上続いているイタリアレストランがありますが、これなど表彰ものです。