ザルツブルグ3日目

今日はハルシュタットへのコース。
昨日のうちに車での個人ツアーを申し込んでおきました。
520ユーロほど(結論から言うと、高いけれど値打ちがありました)。
朝9時に車でホテルまで迎えに来てくれます。

ザルツカンマーグートを通ってハルシュタットへ向かいます。
まずはザンクト・ギルゲンで船に乗りザンクト・ヴォルフガングへ40分。
きれいな湖畔や山を見ながらの、ゆったりした船旅を満喫。
車は先に行き、船着場で待っていてくれました。

ハルシュタットへ。
一面岩山の切り立った崖が湖にそのまま突き刺さっているようなところもありました。
おっとりとした雰囲気に、こちらまでのんびりしてしまいます。
電車を乗り継いでここに来る方法もあるのですが、今回のように車がなかったらまず来られなかったと思います。

この辺一帯は大昔から岩塩の生産地。
ハルシュタットのお店で、お土産用にお塩を買いました。
お昼はホットドッグ。
この旅行に来てからホットドッグの食事は3回目。
レストランに入ると、時間がかかるし、まずいことが多いので、もっぱら手軽な食事なのです。

バート・イシェルで、最後の皇帝だったフランツ・ヨーゼフの夏の別荘を見学の後、再びザンクト・ギルゲンへ。
ケーブルカーに乗って山頂へ向かいました。
眼下に広がる湖水地方を臨むと、心が和(なご)んできます。

運転手兼ガイドのメビルさんは、とても親切で気持ちがいいのです。
チュニジア出身で、ちょっとアラブ系の顔。
チュニジアで育ったのでアラビア語と、かつての宗主国のフランス語とは、子供の時からO.K.
またチュニジアはイタリアと近いので、テレビ番組なども見ることができ、イタリア語もO.K.

今はオーストリアで働いているので、ドイツ語もO.K.(オーストリアはドイツ語)。
英語だけは習いに行ったそうですが、英語でガイドすることも多いので、これもほとんど完璧です。
日本語もポツリポツリと勉強しているそうですが、これは「右のほう、左のほう」などの単語レベル。

つまりビジネスで使えるぐらいマスターしている言語は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、アラビア語の5ヶ国語。
ついでに言うと、車の運転も大変上手でした。