コインパーキングの話 その1

きのうはコインパーキング運営会社のSさんと、2時間近くたっぷりとお話しすることが出来ました。
コインパーキングの話をする相手というのは限られています。
野球に興味のある人が野球の話をすると盛り上がるように、私はコインパーキングの話になると、俄然熱くなります。

ついでに言うとSさんは、毎月30冊ぐらいの本を読まれるそうです。
不動産関連業界で、そんなにたくさんの本を読む人を、私は寡聞にして知りません。
というか「読書人」自体が少ないのです。
業界は全く違うのですが、先日お会いしたK科学のHさんは読書人でした。
そういう意味では、Sさんは「デグチ認定読書人」の2人目です。


私は何でも本から入る方なのですが、コインパーキングの本はほとんど出ていません。
これだけコインパーキングが増えているのに、不思議な現象ともいえます。
コインパーキングの歴史は浅く、まだ10数年。
頑張れば誰でもトップレベルの知識と経験を持つことが出来ます。

業界NO.1のパーク24は、コインパーキング一本で70億円の利益。
スゴイことだと思います。
もう亡くなったのですが、この会社の先代の社長が、初めてコインパーキングをこの世に送り出しました。
以来ずっと業界のトップ企業を維持しています。
インスタントラーメンの日清ラーメンのような存在。

全く同じ商品を扱っていても、自ずと得意の分野が出てくるようです。
パーク24は駐車台数ではダントツのNO.1ですが、コインパーキング場の数では日本システムバンクがNO.1。
つまりパーク24には大型の駐車場が多いということでもあります。
今なお多くの営業マンを抱え、駐車場開拓に余念がありません。

多くのコインパーキング会社は、土地を借上げての運営ですが、その場合のリスクは、土地の解約。
新しいコインパーキングを開拓するのも大切ですが、解約率の増加は、そのまま収益の減少につながります。
土地を所有していると、解約のリスクはゼロです。