手堅く進める

ほんの2年前には絶好調だったホテル業界ですが、これほどの大ピンチが来るとは誰一人予想できなかったと思います。

一定規模以上の立地がいい土地が売りに出されると、今まではマンション・デベロッパーが競い合って買いに来ていました。

ところが、そこにホテル開発会社が割り込んできて、その土地をさらっていくことが多くなりました。

マンションデベロッパーでは採算が合わない高価格でも、「ホテルなら行ける」との判断があったわけです。

民泊物件になると参入のハードルはもっと低くなるので、当社レベルの小さな不動産店でも検討する余地がありました。

特に京都などは世界中から観光客が押し寄せ、宿泊所の絶対数が足らない状態でした。

当社から京都へは日帰りで簡単に行ける距離なので、下手すると今頃は、京都に民泊の3つや4つをこしらえていた可能性が十分あります。

仮にそうだとすると、相当のピンチに陥(おちい)っていたはずです。

私も会社の経営に携(たずさ)わって40年近くになりますが、最初に「やるべきこと」よりも「やらないこと」を決めておく方が、よほど大事ではないかという気がするのです。

民泊もたまたま「やらない」と決めていた事業だったので、ラッキーにも生き延びました。

ちなみに他に「やらない」と決めているのは、太陽光発電投資や海外投資。

事業の種類ではないのですが「借入れ」も「やらない」と決めています。

いくつもの事業に手を出し、失敗を重ねてきて、今まで唯一成功したかもしれないと思うのがコインパーキング。

空き地を借上げ、コインパーキングを運営していく方式が一般的ですが、当社の場合は土地の購入から始め、集金・清掃も自社で行うというビジネスモデルです。

しかもほとんどのコインパーキングが宝塚市内に集中しています。

コインパーキング適地はなかなか市場に出て来ないのですが、次の購入チャンスに備えてお金を貯めていこうと考えています。

 

 

コロナに影響を受けない生活

ソ連という国は崩壊したのですが、その直接の原因はアメリカとの軍拡競争でした。

当時のアメリカ大統領はロナルド・レーガン

ミサイルを一発も打つことなく、ソ連という最大の敵を壊滅させました。

ソ連は軍拡競争から財政破たんを起こしたわけです。

今回のコロナショックでも、財政破たんで潰れる国が少なからず出て来るかもしれません。

多くの国で都市封鎖が行われ、まずは民間経済が瀕死の状態となり、地方都市や国の財政が持たなくなりつつあります。

新型コロナ自体は致死率がそんなに高くなく、死亡者数を「感染者+すでに治った人」で割ると(私の計算では)1%ほどになります。

数字に表れてこない潜在感染者もいるでしょうから、その分、分母が大きくなり、致死率はもっと低くなります。

また「非喫煙者」で「非老人」であれば、致死率は徹底的に低くなるはずです。

そうなると「普通のインフルエンザとどう違うの?」と思うわけです。

メディアは煽(あお)るのが商売なので、朝から夜までテレビなどを見ていると恐怖心がシッカリと植え付けられそうです。

私はアルコールも飲まなくなったし、食べる量も減ったし、もとより夜に遊ぶこともなかったし、今まで通り極めて健全な通常生活を送っています。

読書の習慣があると「退屈」とは程遠い生活ができます。

有難いことに本は宅急便でいくらでも配達されるし、今まで以上に読書生活に集中できています。

もう一つの「趣味」の神社参拝ですが、クルマで神社に参拝する場合は、最初から最後まで全く人と接触せずに帰って来ることができます(今は有名な神社でも人が少ないのです)。

これを機に今まで行きたくても、なかなか行けなかった神社をポツポツと訪れてみようかと考えているところです。

 

キャッシュレス

フィンテックやキャッシュレスの本を読んでいると、新しい時代が始まっていくワクワク感が湧いてきて、とても刺激になりました。

私は長いあいだ不動産管理業をやっていたのですが、いかに具合の悪いユーザーを取り込まないかが、一番のキーポイントだと感じています。

家賃をクレジットカード決済にすることができれば、カード会社の審査機能も活用できるわけで、家賃の滞納などのリスクが相当減らせるのではないかと思います。

反社会的団体や経済事故を起こした人たちは、そもそもクレジットカードを持つこと自体ができません。

私は40年近く不動産会社を経営してきましたが、顧客にクレジットカードを使ってもらった経験は一度もありません。

15年ほど前にマンスリーマンションをやっていた頃、外国人の人が借りるにあたって「クレジットカードは使えるのか?」の問い合わせをもらったことがあります。

その時はまだ、クレジットカードを使えるのは小売店だけといった固定観念がありました。

今は端末をはじめシステムが簡素化し、どんなお店でもその気になれば「クレジットカード使用可」にすることができます(小規模店舗でも低コストでカード決済が導入できます)。

東京へ出た際、私はクレジットカードとイコカだけをポケットに入れて出歩きます。

乗り物に乗るにしても、モノを買うにしても、それで全く支障はなく、東京は日本の中ではキャッシュレス化が最も進んでいるエリアだと思います。

しかしながら日本全体のキャッシュレス化は約20%で、約95%の韓国や、約70%のイギリスや、約60%の中国や、約50%アメリカと比べると、まだまだの様相を呈しています。

 

新型コロナ、今とその後

我が家には、テレビをほとんど見ないで本ばかり読んでいる人と、テレビばっかり見ている人とがいます。

我が家を観察していて分かったことがあります。

本ばかり読んでいる人は、コロナ騒動に(心理的に)全然巻き込まれておらず、テレビばかり見ている人はコロナに過敏に反応し、気持ちがネガティブになっているということです。

そしてコロナにあまり構わない人を見ると、イライラするようなのです。

テレビをはじめメディアは煽(あお)ることが仕事で、内容のあまりない出演者が“もっともらしい”ことをクドクドと述べて時間を潰しています。

私は早い段階で新型コロナの本質を本で読んで知っており、高齢者と持病持ちと喫煙者以外はそんなに心配しなくてもいいと理解しています。

新型コロナで亡くなったコメディアンの人も、ヘビースモーカーで有名だったそうです。

いろんな業種を営業自粛に追い込んで、ここまで経済を壊滅的にしていいものなのかと、私など疑問に感じています。

ただし、仮に私が行政のトップであれば、やはり同じことをしていたように思います(この辺が一般人や評論家と、責任者の違いです)。

今回、経済がガタガタになったのは日本だけではありません。

アジアでもヨーロッパでも経済基盤の弱いところは、経済のみならず政治でも大激動が起こる可能性があり、国家存亡の危機に面する国も少なからず出て来るものと推測しています。

たまたま私は会社の固定費を大幅に下げ、安定収入のあるストックビジネスに事業構造を転換させていたので、気持ち的にはかなり助かっています。

 

倭姫宮

 伊勢神宮は125ものお社から成り立っており、その一番有名なお社が内宮のご正殿で、天照大神(アマテラスおおみかみ)の和魂(にぎみたま)をお祭りしています。

その次に有名なお社は外宮(げくう)の、豊受大神(トヨウケのおおみかみ)のご正殿ということになります。

伊勢神宮にお参りする時は、外宮から内宮に向かうべしと言われていますが、理由は分からなくても、やはりそういった昔からの慣例に従う方がいいように思います。

外宮にはお社が5つあり、また内宮には7つあります。

月に1度伊勢神宮を訪れているのですが、それぞれのお社を回っていくだけで精いっぱいです。

が、今回、少し時間的な余裕があったので、内宮と外宮の真ん中あたりにある倭姫宮(やまとひめのみや)も訪れました。

天照大神は元々、宮中で祭られていたのですが、あまりにそのエネルギーが強いので、別の場所にお祭りすることになりました。

今から約2,000年前のお話です。

どの地がいいのかを探す旅が始まるわけですが、それを委(ゆだ)ねられたのが倭姫(やまとひめ)です。

倭姫は垂仁天皇の四女で、ヤマトタケルの叔母に当たります。

天照大神のお気持ちにそって場所選びをするわけで、倭姫ご自身も霊能者であったのは間違いがありません。

ヤマトタケル熊襲(クマソ)征伐に向かう時、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を託したのはともかく、女性用の着物も一緒に与えています。

今から戦いに行くのに、女性用の着物を渡すなんて、どう考えてもおかしいわけですが、これが後に立派に役立つわけで、将来も見通せる目をお持ちだったようです。

ヤマトタケルはその着物を着て女性になりすまし、熊襲の首領に近づき殺害しました)

霊感がある、私の知人の女性は倭姫宮を訪れ「今までこれほどピリピリと霊的な波動を感じた場所は、この倭姫宮と宮崎県の江田神社だけだった」と言っていました。

私には霊感はないのですが、とにかくピュアな雰囲気に囲まれ、歩いているだけで心が癒(いや)され浄化されるのがハッキリと分かりました。

クルマで神社に行くと、人と全く触れずに行動できてしまえます。

ひょっとしたら、今が神社めぐりのチャンスかもしれません。

倭姫宮の最初の鳥居

f:id:deguchi:20200408194256j:plain

静かな小道を歩いていきます。

f:id:deguchi:20200408194321j:plain

とにかく気持ちがいいのです。

f:id:deguchi:20200408194342j:plain

階段があり、登っていくと…

f:id:deguchi:20200408194401j:plain

倭姫のお社(やしろ)です。

f:id:deguchi:20200408194420j:plain

ガラリと変えるチャンス

今回のコロナ騒動がいつ峠を越えるのかは、案外、株価を見ていていれば分かるのではないかと感じています。

株価はふつう、実体経済よりも3ヶ月~半年ぐらい先を行くことが多いのです。

また例えば企業内で業績的に具合の悪い事情が発生した時でも、いくらそれを隠そうとしていても、なぜか株価にそれが反映され「原因不明」の下落をすることが少なくありません。

コロナ騒動を引き起こした「天の意思」はどの辺にあるのかはよく分かりませんが、いくつかの点で中国の野望を挫(くじ)く方向に向かったのは間違いがありません。

あのまま何もなければ、中国は香港への本格的介入を行っていたはずで、今頃は人民解放軍が香港中を制圧していたかもしれません。

また台湾への恫喝も、より一層激しくなっていったのは間違いがありません。

中国の国家主席を、なぜ日本は国賓待遇で呼ばなければいけないのかが、私にはサッパリ分からなかったのですが、それもこのコロナ騒動でアッサリとなくなってしまいました。

私は不動産業のことしか分からないのですが、換気扇や食洗器や便座が全く入って来ず、工事に大きな支障が出ています。

これを機に中国に進出した工場が「日本に帰ってくればいいな」と思っています。

今まで中国から撤退したくても、中国の行政がそれを許さず、引くに引けないという話を読んだことがあります。

この際、コロナ騒動のドサクサにまぎれて撤収してしまえないものでしょうか?

日本は中国大陸や朝鮮半島と関(かかわ)りを持っていると、ロクなことがなかったという歴史があります。

ひょっとしたらコロナ騒動は、外交も働き方もすべてをガラリと変えていく、絶好のチャンスなのかもしれません。

 

 

勉強を楽しむ

こんなジョークがあります。

A:3か国語を話す人のことをなんて呼ぶ?」

B:トリリンガル

A:「では2カ国語を話す人は?」

B:バイリンガル

A:「じゃあ、1カ国語しか話せない人は?」

B:アメリカン(アメリカ人)」

世界のどこでも英語が通じ、その国力の大きさも相まって、アメリカ人は英語以外の言語を勉強する気にならないということでもあります。

問題の続きでいくと、4カ国語を話す人はなんて呼ぶのでしょう?

答は「マルチリンガル」。

4カ国語以上はすべてこれで呼びます。

最近新しい単語を知りました。

それは「polyglot(ポリグロット)」で「多言語に通じた人」を意味します。

自ら10カ国語ぐらいを流暢に話す白人女性の(英語での)講演をユーチューブで聴いたのですが「(言語を学ぶ)過程を楽しむ」という言葉が印象的でした。

眉間にシワを寄せて勉強するのではなく、もっとお気楽「外国語好き」でいいのではないかと思いました。

私は95歳までバリバリの現役で頑張るつもりなので、時間は30年ほどまだたっぷりとあります。

毎日1時間だけ勉強したって「1万時間」を簡単に超えるのです。

オンライン・レッスンで4外国語を学んでいるのですが、それだけでは足りないので「カフェ勉」を始めました。

今年いっぱいのカフェ勉の予定を、先に手帳に全部書き込んでしまいました。

先日、3回目のカフェ勉も成功し、ドイツ語の単語の本を1冊読了したのであります。