『世界一わかりやすい富裕層マーケティング』という本を読みました。
富裕層には2種類あり、一つは「ストック型富裕層」で、もう一つは「フロー型富裕層」です。
この2つを混同するから“ややこしく”なり、打つ手がイマイチ効果をもたらさないのです。
ストック型富裕層には、高齢者、地主系、従来の経営者層などがおり、資産形成や節税に熱心です。
が、消費が活発とは限らず、むしろ普段の生活は目立たなく地味だという特徴があります。
一方、フロー型富裕層は、現在の資産はたいしたことはないけれど、キャッシュ的に余裕がある人たちです。
従って自分のこだわりの買い物には躊躇しません。
「若いサラリーマンにもかかわらず、高級スポーツカーに乗っている人」や「高給取りでもない女性事務員だが、自宅から通勤しているため、月々のお小遣いがたくさんある人」や、「金融系、IT系の会社や外資系の会社で働いており、同年代よりも高い給料を稼いでいる人」や「子どもがおらず、夫婦ともにするタイムで働いており、家計に余裕がある人」たちです。
六本木ヒルズの超高級賃貸マンションを借りている人たちなどは、フロー型富裕層の典型ではないかと思います。
以前に東京で「1人7万円」の(予約が取れない)レストランに行ったことがあるのですが、まわりは30代の人たちでいっぱいで「東京のすごさ」を体感したことがあります。
まさにフロー型富裕層の人たちに違いありません。