「服を変えると人生が変わる」という言葉があるのですが、私自身の経験から言っても、まさにその通りだと思います。
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「人は中身が肝心なのであって、外見などはどちらでもいい」などと思っていると、人から軽んじて見られるし、時代からも軽んじられます。
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最初「人は見かけが9割」という言葉を聞いた時「なんと極端な」と思ったのですが、全然間違いではありませんでした(ちなみに海外へ出たら「見かけが10割」になります)。
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「服装を変えよう!」と思い立っても、最初は何をどうしたらいいのかがサッパリ分かりません。
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私の場合は、フィーを払ってプロのスタイル・アドバイザーに見てもらいました。
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それも1度だけではなく、何度もやっているうちに段々と洒脱(しゃだつ)になってくることを経験しました。
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次第に自分に似合うファッションが分かって来るのですが、そこに行き着くまでの(少なからざる)費用は、自分への投資です。
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しかしながら何倍ものリターンが取れる「高利回り」の投資なのです。
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いま世界の潮流はスマート・カジュアルです。
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センスのいいスマート・カジュアルの服装であれば、世界中の一流レストランやホテルでも堂々としておれます。
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本当にフォーマルな場所へは、私の場合、羽織袴を着用します。
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黒紋付の羽織袴であれば、天皇陛下の前へも出ることができます。
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最初、大阪で羽織袴の着付けを教えてくれることを探し、3回習いに行きました(男の先生でした)。
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が、それだけで、自分一人で羽織袴を着られるほど甘くはなく、そのあとも人についてもらいながら、もう7,8回練習を繰り返して、やっとちょっぴり着付けへの自信がつきました。
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つまり羽織袴を1人で着るためには10回ほど練習しなければいけないということでもあります。
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羽織袴が持つパワーは半端ではなく、洋服に対し、いつも「圧勝」なのです。