ミリタリー

日本の海軍は薩摩藩から生まれ、陸軍は長州藩から生み出されました。

軍隊言葉で「~です」を「~であります」と言いますが、これは長州の方言なのだそうです。

日本陸軍には3人の天才がいるのですが、それは大村益次郎児玉源太郎、そして石原莞爾(かんじ)です。

大村益次郎帝国陸軍の父ともいうべき人で、児玉源太郎日露戦争の立役者、石原莞爾満州国の創設者でもあります。

維新での軍事的成功は大村益次郎なくしてはありえません。

残念ながら暗殺され、45歳で亡くなっていますが、その銅像靖国神社で見ることができます。

日露戦争が勃発した時、誰も日本が勝つとは思いませんでした。

しかしメッケルがいたドイツ参謀本部だけが日本勝利の予想を立てていたそうです。

その理由は「軍事的天才の児玉源太郎がいるから」とのこと。

それほど高く買われていたわけです。

実際、児玉源太郎がいなければ、日露戦争での勝利は覚束(おぼつか)なかったはずです。

石原莞爾も当時から天才として周りから認められていた存在ですが、東条英機と仲が悪く、終戦時は左遷されており、そのため戦犯にはなっていません。

今の日本の軍組織を揶揄(やゆ)した言葉があります。

陸上自衛隊は「用意周到・頑迷固陋(がんめいころう)」で、海上自衛隊は「伝統墨守(でんとうぼくしゅ)・唯我独尊」、航空自衛隊は「勇猛果敢(ゆうもうかかん)・支離滅裂」、ついでに統合幕僚会議は「高位高官・権限皆無」なのだそうです。