私が住んでいる建物には97段の階段があります。
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足腰が弱らないようにするために、これを利用しない手はなく、「階段の昇り降り」を毎日のルーティンワークに取り入れました。
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階段の電気のスイッチを、センサーによる自動点滅にしたことにより、スイッチをいちいち入れたり消したりしなくてよくなりました。
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たったそれだけのことなのに心理的バリアが一挙に低くなり、前から考えていたことがアッサリできるようになったというわけです。
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ちょっとした工夫で、やりたかったことが簡単に実現するということを学びました。
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往復10回の昇り降りをすることにしました。
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そうすると2,000歩ほど歩くことになります。
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最上階に行った時に、「壁」腕立て(45度の腕立て)を10回行うことにし、そうすると「壁」腕立てが計100回となります。
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運動としては過激でもなく、飽きもせず、なかなか具合がいいのです。
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66歳にもなって「ハアハア、ゼイゼイ」するような運動が体にいいわけがなく、心臓や関節に負担がかからず、しかも筋肉に効果がある運動が私にとっては階段昇りだったというわけです。
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忙しい日の場合は回数を減らしてもいいので、とにかく続けていこうと思っています。
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逆に1日10往復に制限することが大事だという気が強くしてきました。
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調子に乗って回数をいくらでも増やしてしまいそうなのです。
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そうすると階段昇りに時間を取られ、ほかのことができなくなってしまいます。
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歩いている間に、いろんなことを考えるのですが、毎月読んでいる本の数も200冊に限定すべきではないかという考えが浮かんできました。
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200冊以上読もうとすると、やはり時間的に負担がかかるのです。
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1日は24時間と決まっているし、生きている時間も有限です。
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一挙に強烈にやらずに、淡々と、倦まず弛まず(うまずたゆまず)続けていく生き方こそ、自分に相応しい(ふさわしい)ということを改めて悟ったという次第です。