憂鬱からハッピーへ

ビートはラブラドールレトリバーの6歳の男の子ですが、いつも私と同じ部屋で寝ています。
私はベッドで、ビートはソファで寝ているのです。
朝、ビートと一緒に起き出すと、この当たり前の状況が有難くて、幸せ感いっぱいになります。
この「一瞬」に幸せがビッシリと詰まっているのをハッキリと感じ取れるからです。

当たり前のことが当たり前にあること自体が、ある意味、最高の幸せだと思うのです。
別に大富豪にならなくても、総理大臣にならなくても、この「当たり前」に詰まっている幸せに気づきさえすれば、人生の成功者であることは間違いがありません。

きのうの午前中、小さな「当たり前」が当たり前でなくなる事態が発生しました。
突如として自宅でのインターネットが通じなくなったのです。
私のパソコンだけでなく、妻のパソコンも繋(つな)がらず、個々のパソコンの問題ではなく、家全体の通信環境のトラブルであることは分かりました。

時あたかも土曜日で、専門業者との連絡がつきません。
私の頭に浮かんだ解決案は「ルーターを変えてみたら?」というものでした。
私は予約しているウェブレッスンの時間が近づいており、会社に行って受講することにしました。
その間に妻に電気量販店へ行ってルーターを買ってもらうことにしたのです。
ルーターを替えたからといって直る保証はないのですが、まずはその作業を試みるしか手がありません。

休日に会社に出ると、しんとしていて集中力が増します。
会社のインターネット環境で無事ウェブレッスンを、予定通り2つ受講することができました。
インターネットも調子よかったし、環境が変わったせいか、私の頭もいつもより調子がよかったのです。

せっかく具合よくウェブレッスンを受けられたのだから、もう少し会社で勉強していこうと思いました。
家だと2レッスンも受けたらヘトヘトになってギブアップするところですが、なぜか会社では好調で、そのあとも1人で勉強しておりました。

さすがに頭への負荷がかかり過ぎたのか、そのまま(気を失うが如く)机の前で寝てしまいました。
普通の平日であれば他に誰かが必ずいるので、会社で寝てしまうなんてことはあり得ません。

家に帰ると、妻がルーターを交換してくれていて、有難いことに見事にインターネットが復旧しました。
こんな小さなことなのに、憂鬱なプチ不幸から、ゴキゲンなハッピーに、気持ちが大きく移行しました。
神さまから与えられた「当たり前」に、もっと感謝しようと思った次第です。