時間に遅れること

自分が傲慢な人間になっているかどうかは、本人としてはよく分からないことが多いのです。
が、一番ハッキリわかる方法は、時間をちゃんと守れているかどうかです。
傲慢になると、必ず約束の時間に遅れ出すのです。

遅刻をする人は、そのあと事故か事件を起こす確率が極めて高いのです(私が知る限り100%です)。
従って、これは一つの法則のようなものです。
逆に遅刻する人とは、即座にお付き合いをやめるのが正解です。

「インケツからは出来る限り早く逃げる。インケツと付き合っていると、こちらの信用や運気までなくしてしまう」というのが63年間生きてきた私の経験則でもあります。
「インケツ」とは「おいちょかぶ」からきた言葉で、最悪手のことです。
「最低」や「最悪」の意味から転じ、「疫病神」や「貧乏神」のような使い方もされます。

人やモノは同じ波動のものが引き寄せあって集まってきます。
運気の悪い人には、運気の悪い人が寄ってくるし、何をやってもラッキーな人には、やっぱりラッキーな人が近づいてくるのです。
「運の悪い人とは付き合わない!」というのは松下幸之助竹村健一のような実力を持った人の人生訓なのです。
だからゼッタイに守るべき教訓だと思うのです。

私の経験でも、今まで遅刻する営業マンから買った不動産は、大きな損害をもたらしたことが多かったのです。
金融商品も同じで、大損失につながりました。
相手が遅刻する、あるいは何故か自分が遅刻する段階で、神様が「やめておきなさい」というメッセージを出しておられるのです。
それに気づかずに、あるいは無視して、話を進めていくとロクなことになりませんでした。

会食の約束をしていても、時間通り来ない人がいると、その後一切その人をお誘いすることはありません。
私は割と人には寛容な方なのですが「時間」だけは妥協しないのです。
時間がルーズな人は、何をやってもルーズで、接触しているだけで運気が逃げていきます。

フィリピンのドゥテルテ大統領が日本での歓迎パーティーで30分以上遅刻してきました。
ロシアのプーチン大統領が2時間半も遅れて山口県での首脳会談にやってきました。
トップの人たちがこの程度だから、それらの国の経済は繁栄から取り残されているのだと思います。
アメリカのトランプ大統領だと、人との約束の時間をキチンと守るような気がします。
なぜならトランプさんはビジネスマン出身だし、アメリカのビジネス風土自体がパンクチュアル(時間厳守)をモットーとしているからです。