充実の後半戦

相変わらず時間に追われています。
「もう余計なことはしない」というのは、時間対策としてはかなり有効なように思います。
私の場合「やるべきこと」は多読と語学とコインパーキングだけなので、極端なことを言えば、それ以外はすべて「余計なこと」になります。
人づき合いなども、絞ってみようと思うのです。

ゴルフへ行かなくなって“もう”35年ほどになりますが、これは私にとってはとてもいい選択でした。
私の場合、ゴルフと「仕事や勉強」とは両立しません。
ゴルフでいい人脈が広がったり、運動不足やストレスの解消になったりするメリットは十分にあると思うのですが、私にとってはゴルフをしないメリットのほうが大きかったと思うのです。

一流の人たちや楽しい仲間と一流のレストランへ行くのは”とても”プラスになりますが、それ以外の交際はカットしてもいいかもしれないと思っています。
原則、パーティへの参加は(時間節約のために)やめることにしました。
パーティなどに出ないと、何か自分が忘れられそうな感じがし、寂しくないといえばウソになりますが、過去の自分と決別するためにも、一度ここで「死んで」みようと思っています。

学校を卒業し40年ほど経ちます。
28歳で自分の会社を立ち上げてからは、仕事のことばかりに「かまけて」きました。
この40年間が成功だったのか、あるいは失敗だったのかは、まだ結論が出ていません。
無借金の会社が残ったのは成功だと言えるかもしれませんが、数々の失敗を重ねながらずいぶん遠回りしてきたことも事実です。

私の気持ちとしては、ここらで一度過去をご破算にして、新しい人生を歩みたいのです。
一度「出口和生」は死んだものとし、また一から始めたいという気が強くしています。
そしてまた「ここで隠居というわけにはいかない」という気持ちもあります。
「95歳までバリバリの現役」を続けるのならば、まだ30年以上あり、リベンジの時間はたっぷりあるわけです。

もう見栄を張ることもほとんどなくなりました。
したがって虚栄という余計なことにコストや手間や時間を使わなくていいので、シンプルで効率的な動きができるようになりました。
今までの30年よりも、これからの30年のほうが、10倍ぐらい充実するような予感がしています。