ボンジュール、パリ その2

海外旅行へ行くと時差ボケに悩まされる人がいますが、私の場合は全く大丈夫です。
普段からボケているということもありますが(笑)、仮に夜中に目が覚めることがあっても、パソコン相手に仕事したり、読書したりすればいいだけの話です。
パッケージツアーではなく、個人旅行がほとんどなので、昼間眠くなればホテルに帰って寝てしまえばいいわけです。

早朝からホテルの部屋でデスクワークをしていたので、朝食を食べたら眠くなってきました。
観光に向かう仲間とは離れ、部屋でぐっすりと1時間以上寝ました。
目が覚めても無理に起きだそうとはせず、ベッドの中で心と体から疲れを放出していました。
睡眠を十分に取れば病気になんかなりません。

10月初旬のパリは、もうコートが必要です。
ジャケットにコートを羽織ると、ポケットがいっぱいあるので、必要なものはすべてポケットに入れて、一眼レフのカメラだけを手に街に出ました。
無理やりどこかを観光しなければならないという気持ちは全くなく「街の匂いを嗅ぐ」といったスタンスで街を歩き回るのが自分流の海外視察です。

フランス語を勉強しているので、街の看板や案内表示が読め、これは楽しかったのです。
予約しているミシェランの星のついた、レストランの場所を下見しておこうと思い、地図を片手に向かったのですが、なかなかたどり着けませんでした。
持っている地図が大雑把なので、1本筋を間違えると全然わからなくなってしまったからです。

レストランの下見のあとはルーブル美術館へ。
以前は入るのに1時間以上並んだ記憶がありますが、今回は待ち時間ゼロ。
テロの影響はまだ残っているようです。
街の重点施設には武装した警察官がいましたが、そんなに緊張感はありませんでした。

パリでのテロのあと、ブリュッセルやニースでもテロがあり、パリ旅行を取りやめようかと思ったこともあったのですが、実際に現地へ来てみると心配することは何もありませんでした。
私の知っている人が何人もパリで置き引きやすりの被害に会っていたのですが、そんな懸念もありませんでした。
ただ、アンケートを取ると称して寄付を強要する若い女性グループがおり(犯罪グループかも)、これがちょっと鬱陶(うっとう)しい感じがしました。