何でも勉強になるものです。

REIT(リート)という投資証券があります。
レアル・エステート・インベストメント・トラストの略なのですが、集めた資金で不動産投資をし、利回りや売却益で配当していくというものです。
私もHリゾートのリートを購入しました。

Hリゾートの経営者は、破たんした老舗の旅館を次々と再生していくという凄腕の人でもあります。
しかも見かけはソフトで知的でガツガツしていません。
まだ若いし、今後の日本の経済界を代表する一人になるのは間違いがありません。

東京の大手町でも旗艦店とも言うべきホテルをもうすぐオープンさせます。
地方都市のホテルを自社で購入するとのニュースも見ました。
ファンドが購入した物件の運営だけを任されている間は、資金繰りの心配はそんなにしなくていいのですが、自社所有物件を増やしていくとなると、そうはいきません。

今後の資金調達をリートで賄(まかな)っていこうというわけです。
ふつう会社自体を上場させるわけですが、Hリゾートの場合は営業している建物をリートに組み入れました。
会社の上場維持コストより、リートの維持コストの方が安上がりだし、気を使うことが少ないのかもしれません(まったくの推測です)。

今回Hリゾートの最高級ブランドに泊まりました(調査・勉強という意味もあります)。
相当高額な宿泊代なので、大きな期待がありました。
が、こちらの期待が大きい分「あれっ?」という場面がいくつか見られました。
ホテルに着いた時、クルマをどこに止めたらいいのかもわからず、またホテルの入り口自体がよく分からないのです。

さっとスタッフの人が出てきて誘導してくれることを期待したのですが、少しタイミングがズレていました。
また部屋でインターネットやメールが使えないことも分かり、これにはガッカリです。
「売り」であるはずの部屋についている露天風呂も最初ぬるくて入ることができませんでした。

ネガティブなことを書いて鬱憤(うっぷん)を晴らそうとしているのではなく、この程度のサービスなら当社でも勝てそうだと勇気が出てきたのです。
一緒に行ったYさんも同じ感想を持ったようです。
Y歯科医院さんは宝塚でナンバーワンの歯科医院ですが、そこのサービスはこのホテルを完全に凌駕(りょうが)しています。