ロンドンへの旅 その4

朝食に行ってきました。
24時間ぶりの食事で、それなりに空腹を抱えて行ったのですが、心底「まずい!」と思いました。
イギリスで美味しいものを期待する方が間違っているのですが、それでも朝食は美味しいはずだったのです。

イギリスで美味しいものを食べるには「日に3度朝食を食べればいい」との話があるぐらいなのですが、その朝食がこれだけ不味いとちょっと手の打ちようがありません。
それでもトーストは美味しかったのです。
明日からはトーストだけ注文しようかと思っています。
ちなみにブッフェスタイル(朝食バイキング)ではなく、アラカルトしかありませんでした。

まずいものを食べたのは久しぶりです。
しかも料金は5,000円以上しました(ホテル内のレストランです)。
まずいものを食べても心の充実感がないということを知りました。
私は時たま豪華な食事をいただきますが、普段はそんなに贅沢を言いません。
が、今日食べたロンドンの食事は、日本の粗食よりも遥(はるか)かに不味かったのです。

イギリスが7つの海を制覇した理由が分かるような気がします。
国にいても「食事はまずい」、「天気は悪い」、「きれいなおネエちゃんも少ない」となれば、外へ出て大暴れするしか方法がないじゃないですか。
それにしてもイギリスやアメリカが世界一になっても、食事だけは全然良くならないというのも実に不思議な話であります。

不味いものを食べると、しばらく心に痛手が残るということも発見しました。
「まずい」と書いた後にホテル名を出すのもなんですが、ここはフォーシーズンズ・ロンドン。
同じフォーシーズンズでもプラハシンガポールの食事は絶品です。

心に痛手を受けたまま、外へ出て街を歩いてみることにしました。
目指すは大英博物館
ピカデリーサーカスや中華街を抜けて向かいたいと思います。
気温は5度くらいではないでしょうか。
防寒対策だけはバッチリしているので、寒さは問題ありません。

大英博物館はスゴすぎて疲れます。
なにせ「ロゼッタストーン」がごく普通に置いてあったり、紀元前600年、つまり2,600年前の壺がきれいな状態で保存されていたりするのです。
とにかく驚異の連続で、こちらとしてはどこで感動したらいいのか分からなくなってしまうぐらいスゴイのです。