ロンドンへの旅 その10 最終回

最後の日は午後4時に空港までのタクシーが迎えに来てくれます。
ということは、それまでフリー。
ホテルに近い公園を通って、バッキンガム宮殿まで歩いていくことにしました。

その前に朝食の問題があります。
昨日は昼過ぎにタコ焼きを食べ、そのあと夜中まで寝ていたこともあり、結局それ以降は何も食べていないのです。
しかしながらマズイ朝食をわざわざ食べることもないだろうと、散歩に出かけることにしました。
しかしながら、やっぱりムリがあったのです。

お腹がすくと歩く気力が湧かないことに気がつきました。
私は普段昼食は抜いているのですが、朝はシッカリ食べています。
食事の仕方も試行錯誤自分がしながら、自分が最も調子がいい方法を見つけるべきなのですが、私には朝食抜きは向かないことが分かりました。
もし仮に「1日1食」にするとしたら、朝食だけを食べるパターンが一番いいように思います。

バッキンガム宮殿までは歩いてきたのですが、遠くに見える「ロンドン・アイ」(巨大観覧車)にはタクシーに乗ることにしました。
前にも書きましたが、ロンドンのタクシーは安心で、乗客のスペースも広くて快適なのです。
車自体は小さいのに、スーツケースも乗客スペースに一緒に載せることができるし、乳母車すらそのまま乗せているのを見たこともあります。

ロンドン・アイに乗った後、さすがに空腹の限界を感じ、この際ホテルに帰って食事を取ろうと思いました。
街中のレストランに入っても、味の保証は何もないからです。
ホテルのレストランでパスタを注文しました。

恐る恐る口にすると、何ととても美味しいのです。
朝食はあれだけ不味いのに、このギャップは一体何なんだろうと思いました。
朝食と昼食のシェフが別人であることは間違いがありません。
朝食は見習いが作っているのかもしれません。

パスタがあまりに美味しいので、ビール2本と、白ワインをグラスで2杯。
やっと旅の醍醐味である美味しい食事にありつけました。
今回の旅で食べた「ご馳走」は、機内食とこのパスタとタコ焼きということになります。
ということで、さらば、ロンドン!