自分の器を知れば幸せになる

deguchi2012-01-16

人にはそれぞれの役割というものがあり、その役割を果たしている間は幸せでイキイキしているのです。
ところが、ともすれば役割を忘れそうになったり、役割から大きく外れたりすることも少なくありません。
すると不幸になったり、病気になったり、人と不和を起こしたりするわけです。

ビジネスだって大きくすればいいというものでもないように思うのです。
ある不動産投資家の人のお話です。
「自分が所有する収益物件は10件(棟)が最適で、それ以上は自分にとっては多すぎる。
もしご縁があり、11件目の物件が手に入るようなことがあれば、1つは売ってしまい、10物件に収まるようにしている」。
これを聞いて私は「なるほどなぁ」と感心しました。
自分の体験に即しても、ひじょうに納得できる話だったからです。

自分の器の範囲内で商売していくことは、ものすごく大切なことではないでしょうか。
自分の器を知るというのも大事で、たいていの人は考えたこともないはずです。
また器を知ったからには、それに即して生きるべきだと思うのです。

ずっと日本は「もっともっと病」あるいは「モア&モア病」にかかっておりました。
ところが1990年以降の経済不調でそれが実現できなくなり、どうすればいいのか分からず今日(こんにち)まで来ているのではないでしょうか。
自分の役割を知り、それに沿った「いい仕事」をしていけば、自ずと収益も上がり、まわりの人たちとも上手くいき、健康になるのは間違いがありません。
幸せになるのは、そんなに難しいことではないと思うのです。