以下メールより

『今年は東日本大震災があり、大きな気づきがいくつかありました。
大きく要約すると次の3つになります。

1.業績は社長の考え次第でどうにでもなる
2.しかし、最後は運(ツキ)が大切
3.行きつくところ、人間は生かされているにすぎない


3月に東日本大震災があり、会社の業績は3月〜6月まで落込みました。
業績が下がるのはやむをえないと考えていたからだと思います。
トップである社長がこのように考えると、業績は「あれよあれよ」という間に下がってしまいました。
ところが6月の勉強会で「中小企業の場合は、会社の業績は社長の考え方しだいでどうにでもなる」ことを学びました。
思い出したと言った方が正確かもしれません。

知識ではこの程度のことは知っていたつもりでしたが、改めて話をきくことで、ハッと気がついた感じです。
また、仕事に打ち込んでもツイていないときは何をやっても駄目ですが、ツキはじめると非常に仕事がうまく進みます。
やっていることは同じなのに結果がまったく違います。
仕事の戦略・戦術も大切だけれど、最後は運(ツキ)が大切だと改めて気がつきました。
この運(ツキ)のことも頭ではわかっているつもりでしたが、7月から12月の6ヶ月間で非常に強く実感し、また自分が知識として知っていた以上に、強いものだと感じました。

別の機会での勉強会で、次のことを学びました。
1.運を良くするには徳を積むこと
2.眼力をつけるには、本をたくさん読むこと
この2つも漠然とした知識として持っていたのですが、勉強会で改めて学んだことにより強く頭に残りました。
違う場所で、別の人から同じ話を聞いても、これほど頭に残ることはなかっただろうと感じています。
この数年は、本を読むといえば、将棋に関する本ばかりでしたが、仕事に打ち込むため将棋を封印したことで、空いている時間はできるだけ勉強になる本を読むようになりました。
毎日の通勤の往復1時間と、休日に本を読んでいます。
私は本を読むスピードが遅いので、1週間に3冊程度ですが、それでも1ヶ月に12冊でも本を読むことで、随分と勉強ができるようになったと実感しています。

今期の当社決算は、おそらく過去で最もいい業績になりそうです。
東日本大震災がきっかけで大きく成長できた1年だったと実感しています。』

いい友を持つことは人生における大きな喜びの一つだと思います。