「本業に専念するぞ」宣言

スーツの胸にロータリークラブのバッジをつけていました。
いつもつけていないと、週に1回例会があるので、その時につけ忘れるからです。
社員は会社の社章をつけているのに、社長である私がロータリーのバッジではちょっとおかしいわけです。
そんな状態がここ5,6年続いていました。

思うところがあり、今回ロータリークラブのバッジを外し、会社の社章をつけることにしました。
「本業に専念するぞ」宣言でもあります。
バッジを変えただけなのに、仕事への意欲が倍増しました。
気持ちがスッキリし、迷いもなくなりました。
今までも仕事に手を抜いてきたわけではないのですが、言ってみれば「本気さ」が足らなかったかもわかりません。

一緒に働いてくれている社員の人たちのためにも、長い間ご愛顧いただいているお客様のためにも、自分がフラフラしているわけにはいきません。
読書や執筆活動のような知的作業も仕事に含めるとして、仕事に打ち込んで何か悪いことがあるでしょうか?
仕事ばかりして一生を終えたとしても、全く後悔はありません。

今回の東日本大震災に際し、自分はいったい何ができるかを考えた時、「本業に専念する」のが一番との結論に達しました。
私は阪神大震災の被災者でもありますが、今回は何の被害もありません。
阪神大震災では前線での戦いを強いられ、大変苦労したのですが、今回は後方支援の役割を担っているわけです。

今バタバタするよりも、日本の復活への一助となれるように、経済的にもシッカリとした会社にしておかなければならないと強く感じています。
そのためにも本業専念。
小さくてもピカリと光る会社にし、ここ一番で日本を支えることが出来るようになりたいと思うのです。