今月の読破リスト 85冊

本を読み進めていくと、最初の読むスピードよりも途中の方が早くなってきます。
いわゆる調子が乗って来るのです。
いつもはベッドの中で読むことが多いのですが、新幹線や飛行機の中も読書の稼ぎ時。
なぜか非常に調子よく読めます。
本を読んでいるときは自分が「無」になっているので、本と自分が一体化。
「面白いなあ(あるいは面白くないなあ)」という感覚だけが存在し、気がつけば2時間ぐらいあっという間です。

こんなに速く読んで「本当に中身が分かっているのかな」と自分でも時たま疑問に思うこともあるのですが、いい本と出合った時の充実感だけはハッキリとあるので、やはり一応は読んでいるのだと思います。
あまり大きな声では言えないのですが、つまらない本と出合った時は、ほとんど15分ぐらいで読み終えてしまうことがあります。
読むというより、読み飛ばしているのだと思います。

「雑誌を最初から最後まで読む人はいない。自分が興味のある記事だけをピックアップし、あとは読み飛ばしているはず。ならば本も同じ読み方でいいのではないか」と開き直っております。
本当にいい本と出合った時は読み飛ばしはあまりしないと思うのですが、精読というよりやはり速読。
そのかわり繰り返し読みたいと思っています。
繰り返して読みたくなる本は500冊に1冊ぐらいの割合しかないのですが、ある本などは40回ほど繰り返して読んでいます。
40回も読むと著者の考え方が、自分の行動のリズムとなっているのがよく分かります。
地下書庫を作ってからは、理論上「今後20年間は本の置き場に困らない」はずなので、心配せずに本をバンバン読めるのはとてもありがたいのです。