ナイジェリアで活躍する商社マンの今井和彦さんから、面白い写真が送られてきました。
訳の分からない日本語が表記された、中国製のシャワーキャップ。
日本で売るわけでもないのに(この日本語では売れません)、日本語をわざわざ書くのは、たぶん商品力をアップさせたいからではないかと思うのです。
日本語が書かれていると、何となくカッコいいように見えるのかもしれません。

このシャワーキャップは、日本円に換算すると180円なのだそうです。
ナイジェリアの物価水準がどれぐらいか分からないのですが、所得水準から言っても、日本よりはずっと安いはず。
その日本でも、たぶん「百均ショップ」であれば100円で買えると思うのです。
従って180円というのは、とんでもなく高い価格ではないかと感じます。

ナイジェリアの雑貨市場は中国製品の独断場なのだそうです。
中国がアフリカの独裁国に武器を売り、見返りに資源を確保しているということは、よく聞く話ですが、独裁国でないところでも経済的に相当進出しているのですね。
チャイナタウンは世界中にあり、チャイナタウンがない国を探す方が難しいのですが、アフリカでも今後相当の勢いでチャイナタウンが拡大していくのではないだろうかと思います。
アフリカでは旧宗主国のフランス語や英語が比較的よく通じると聞いたことがありますが(一部エリート層だけかもしれません)、これからは「アフリカで仕事をするので中国語を勉強しておこう」ということにもなりかねないですね。