「世界の新聞を読んでいる」と言うと大袈裟になるのですが、パソコンのデスクトップに各国の英字新聞のファイルを並べ、順番に見ていっています。
本当に便利な時代になりました。
しかも無料。
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日本代表は『日経ネット』。
これは日本語です。
ここで経済ニュースを見てからスタート。
英国はBBCのサイトを見ています。
新聞を読んでいても感じるのですが、イギリス経済は相当厳しい状況ですね。
仮に「円」が一人勝ちとしたら「ポンド」は一人負けの様相。
先進国の通貨では、唯一ひたすら下落の道をたどっています。
今「日英同盟」を申し込んだら、乗ってくるかもしれません。
国際世論で英国の協力を得たら、日本はどれだけ助かるか。
また英国の国際バランス感覚は、必ず日本にプラスになると思うのですが…。
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次にアメリカの『ワシントン・ポスト』。
アメリカの新聞は割合ハッキリと自社の政治的立場を示すらしいのですが、インターネットで見ている限り『ワシントン・ポスト』は民主党寄りなのか共和党寄りなのかは、よく分かりません。
ただあまり面白くない感じがしています。
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次にアジアに行き『コレア・ヘラルド』。
この新聞は面白い気がします。
経済記事を主に読んでいるのですが、やはり韓国経済もかなり苦しんでいますね。
『香港ヘラルド』も面白い新聞です。
香港には枠にハマらない活気を感じます。
新聞を読んでいるだけで、もう一度行きたくなるエリアです。
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中国本土の英字新聞に『チャイナ・デイリー』があります。
比較的明るいニュースを取り上げていて、国の首脳の写真や記事もよく出てきます。
どこかの宗教団体の新聞のような感じです。
社会主義国だと、新聞は政府の顔色をうかがうところがあるのかもしれませんが、英字新聞でしかもインターネットだと、事実をいかに分かりやすく伝えるかにエネルギーが使われ、わりあい色眼鏡なしに読めるような気がします。
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ロシアは『プラウダ』。
かつてのイメージから、イデオロギーに満ちた硬い新聞かと思っていたら、若い女性のヌードっぽい写真も出てきたりして、ちょっと意外。
プラウダは「ロシアの立場から書くとこうなる」を強く感じます。
プーチンさんもよく出てきます。
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カナダのトロントの新聞も見ているのですが、気温がマイナス20℃なんて日もけっこうあり、今日などは暖かく“マイナス7℃”程度でありました。
これも外国の新聞で読んだのですが、タイでは「寒波」が来て、14℃(マイナスではありません!)で、あまりの寒さにお年寄りが2人死んでいるのですね。
所変わればさまざまです。