インターネットの活用を考える その1

インターネットによって不動産の販売方法が激変しています。
新築マンションなどは、今では7割以上の人がインターネットを見て購入しているのではないでしょうか。
新築物件はインターネットと特に相性がいいように思います。

遠隔地に転勤になり、賃貸マンションを探すとすれば、やはりインターネット。
インターネットで物件を絞り、確認のため不動産会社に案内してもらうというケースがほとんどではないかと推測しています。
現地の不動産会社に闇雲に飛び込んでいっても、効率が悪いだけです。
逆に不動産会社は、その物件に関する出来る限りの情報をインターネットに載せておくべきだと思います。
従って写真の掲載は不可欠。
上手な写真の撮り方も当然大事なことです。

不動産専門のポータルサイトもたくさんあります。
売買専門や賃貸専門、あるいは投資用物件専門など、さまざまな種類のホームページが立ち上がっています。
不動産会社はお金を払ってポータルサイトに物件を載せてもらうわけです。
しかし最近ではポータルサイト経由ではなく、直接不動産会社のホームページに顧客が飛び込んできます。
検索機能が発達したからです。

一世を風靡したリクルートの『住宅情報』も、インターネットの普及で廃刊になりました。
ひょっとしたら不動産の各ポータルサイトも、今後は衰退する運命にあるのかもしれません。
不動産会社は自社が持つ物件情報は、自らのホームページで情報発信していくことが欠かせない時代になってきたのです。

今でもマンスリーマンションの客付けは100%インターネット。
東京などの競争の激しい場所でマンスリーマンションを運営しようとしたら、SEO対策なしでは顧客が獲得できないのです。
マンスリーマンションの部屋作り(家具や備品の搬入)や清掃は、その専門業者に任せればよくなりました。
ということは、マンスリー運営会社の仕事は「物件の仕入れ(借り入れ)」と「インターネットでの客付け」の二つに絞られます。
そして後者のポイントは「ホームページでの情報掲載」と「SEO対策」。
「売買仲介」や「賃貸仲介」でもインターネットを活用しようとしたら、同じことが言えると思うのです。