『人間の頂』(野口法蔵・PHP・1,300円)

deguchi2006-09-17

著者は今はプロのお坊さんですが、元プロカメラマン。
インドに写真を撮りに行った折、思いがけず遭遇した光景と体験にすごいショックを受け、途中でカメラを捨ててチベットの山奥の寺で修行したという特異な経験を持っています。
インドでの路上生活、チベットでの徹底してモノのない生活、寺での修行中に会得した不思議な体験など、日本で普通に生活していては、ちょっと体験できない出来事ばかりです。
今でも「五体投地」を1日10時間ぐらいしているそうですが、そんなムダそうなことを何故しているのかを、この本で書きたかったそうです。
相当面白く読めました。