未来にフォーカス

学生時代は体育会柔道部に入っていたので、普通の学生よりは時間的にキツイ生活をしていました。

 

しかし今の自分から見ればムダだらけの時間の使い方をしており、過去はもう戻せないとは言え、実にもったいない限りです。

 

今の私なら柔道も勉強も倍の成果を上げているはずです。

 

22歳で卒業し、28歳で自分の会社を作ったのですが、その間に評価できることと言えば、英会話学校と簿記学校に通ったことぐらいです(この2つは今の私の基礎になっています)。

 

サラリーマン時代は社内でのおつき合いが必要で、本当にムダな夜の時間を過ごしました。

 

友人についても、自分が頑張り続けていると「頑張っていない」友人とは波長が合わなくなり、段々と数少なくなっていきます。

 

会社経営の間は「チョッピリの成功」と「大失敗」の連続で、2勝6敗2引き分けぐらいの成績でした。

 

何が一番いけなかったかというと「会社は大きくしなければならない」という思い込みにとらわれていたことでした。

 

最初から今のような少人数でのストックビジネスに打ち込んでいたら、今よりずっと大きな資産を形成していたのではないかと思います。

 

しかしまあ、幾度かのバブル崩壊にも持ちこたえ、倒産せずに来たのは不幸中の幸いです。

 

私は「95歳まで現役のバリバリで働く」と勝手に決めているのですが、そうするとまだ25年以上の時間があるわけです。

 

この25年で、過去の失敗を一掃するような成果を上げたいと強く願っています。

 

そのためにも「やらないこと」を最初に決め、「やるべきこと」と「やりたいこと」に集中していこうと思うのです。

消費・浪費・投資

お金の使い方には「消費」、「浪費」、「投資」があります。

 

一度生活のレベルを上げると、なかなか下げることができません。

 

見栄を張って贅沢をするのはちょっと危険ですが、逆に大富豪が小汚い格好をしているというのも不自然で、要は「分相応」の生活をすることが大切ではないかと思います。

 

私の場合、不動産事業から不動産投資業(不動産オーナー業)に転換したのですが、そうすると次への投資のためのキャッシュがどうしても必要になってきます。

 

それを借入れでまかなうという方法もあるのかもしれませんが、かつて借入れで危うく破滅しかかった経験があり、あくまでも手元資金で投資したいと思っています。

 

もし手元資金で購入できない物件の場合はどうするかと言えば「パスする」ということになります。

 

それが「身の丈投資」ということでもあります。

 

次の投資をしないにしても、既存の収益物件の補修や大規模改装などに結構お金がかかってくるのです。

 

入って来た家賃収入をすべて自分の贅沢のために使っていたりすると、やっぱり破滅が待っているのです。

 

「消費」は分相応、「浪費」は論外、そして「投資」は志です。

 

もし投資を目指すなら、お金を貯める努力をすべきだと思うのです。

 

「売上」と「利益」は違う次元の話で、また「利益」と「(手残り)キャッシュ」も別の話です。

 

キャッシュに焦点を合わせようとすると、減価償却や特別償却や税などにも通じておかないといけなくなります。

ブログのネタ

ブログを毎日書くのはプレッシャーでもあるのですが、ここから本が5冊ほど出ているという事実があったり、ブログを書いているうちに「会社の方向」や「自分が何をやりたいか」がハッキリ分かってきたりします。

 

従って今は「やれるところまでやってみよう!」という気持ちでいます。

 

「今日は何を書こうか?」のネタさえ頭に浮かべば、あとは比較的簡単に書き進めていけます。

 

私は現役のビジネスマンですが、営業の第一線からは身を引いています。

 

というか、営業しなくていいビジネスに事業を転換しました。

 

コインパーキングやコインランドリーは営業力ゼロでやっていけます。

 

狩猟型フローのビジネスだと、毎月ゼロから出発しなくてはならず、いつまで経っても気が休まることがありません。

 

要は努力が蓄積されないのです。

 

不動産の売買仲介業などはまさにその典型ですが、紹介営業に比重をかけたり、売物件を常に10ほどストックする工夫をしたり、顧客の囲い込み化をしたりして、極力ストック化する方法はあります。

 

あるいは「売買仲介に徹する」と仕事に集中して、儲けたお金で収益物件を購入してストックの種を作っておくという手もあると思うのです。

 

話が横にそれました。

 

要は安定した収入がないと、ブログすら安心して毎日書けないということでもあります。

 

歴史に興味を持つと一生飽きることがないことに最近気がつき、もっと歴史を勉強し、このブログにもバンバン歴史の話を書いていきたいと願っています。

 

春日大社

日本史に興味がある人にとって、奈良や京都は外せない場所でもあります。

 

私は関西に住んでいるのですが、それらの所に自宅から簡単に行けるラッキーさに今ごろ気がつきました。

 

若い頃は仕事ばかりやっていたので、神社や史跡をめぐる時間や心の余裕はありませんでした。

 

歴史への知識もないし、経済的な安定もなかったので、そういった「知的ぜいたく」は遠い世界の話でありました。

 

日本史に興味が湧くと、一生退屈することがないことにも気がつきました。

 

自動運転車が本格化し、ホイホイと行きたい所へ行ける時代が、もうすぐそこにまで来ています。

 

60歳代後半になって、時間、経済、興味、知識、健康、外部環境等々の諸条件が整いだしたというわけです。

 

ということで、今回は春日大社に行ってきました。

 

春日大社興福寺藤原氏のための社寺でもあったのですが、今や奈良を代表する場所になりました。

 

藤原氏自体は、もともと茨木県あたりの豪族だったのではないかと思われます。

 

奈良の鹿も(茨木県の)鹿島神宮から連れて来られたと言います。

 

春日大社のご祭神は「アメノコヤネの命(みこと)」とその奥さんと、「タケミカヅチの命」と「フツヌシの命」の4柱です。

 

アメノコヤネ命は藤原氏の祖先ですが、天照大神の孫の「ニニギの命」の天孫降臨につき従って降りてきました。

 

後世、藤原氏があれだけの権力を手にしながら、一度も天皇に代ろうとしなかったのは、その「史実」があるからです。

 

藤原氏のピークは藤原道長の代だと思うのですが、道長が自ら天皇になろうと思えば簡単になれたはずです。

 

しかしそうはしませんでした。

 

藤原一族は数多くの娘たちを天皇家に嫁がせましたが、息子たちは誰一人として天皇家に入りませんでした(入れませんでした)。

まずは春日大社の宝物館に入場しました。

こういった場所には必ず入るようにしています。

現地で「そういうことだったのか!」と気づく経験も多いのです。

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ここから神域に入ります。

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最初に「祓戸(はらえど)の神」が祀られ、そこでケガレを落として奥に進むのですが、ここでは「セオリツひめ」がお祀りされていました。

実は私は「セオリツひめ」のファンでもあります。

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「サルタヒコの神」をお祀りしているお社もあり、なぜここにおられるのかが分からず、ビックリしました。

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タケミカヅチの神」は鹿島神宮の「武」の神様。

「フツヌシの神」は香取神宮の、やはり「武」の神様です。

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唐への留学生に選ばれた阿部仲麻呂吉備真備は、春日大社で壮行神事を行ってから旅立ったとのこと。

 

阿部仲麻呂は唐の玄宗皇帝に気に入られ、なかなか帰国の許可が得られなかったのですが、53歳の時にようやく一時帰国を許されました。

 

蘇州出向前の夜、停泊中の船内で読んだのが、この有名な歌です。

 

喜びに満ちあふれた歌ですが、難破して安南(ベトナム)に漂着。

結局、70歳で亡くなるまで、日本への帰国は叶いませんでした。

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龍神社もありました。

箱根の九頭竜神社を参拝してから、龍に助けていただくことが多くなり、龍神の社を見かけては”ていねい”にお詣りしています。

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奥に進むと、ものすごく雰囲気のいい道が続きます。

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宗像三姉妹のイチキシマ姫もお祀りされていました。

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ここで空海護摩をたかれたとのこと。

歴史が古い神社ならではです。

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春日大社も人が多くなり、ついに修学旅行生の姿も見ました。

 

今回は時間がなく、春日大社だけに終わりましたが、東大寺興福寺奈良国立博物館奈良公園など、奈良には魅力的な場所がいっぱい残っています。

 

次回、また機会を見つけてやって来たいと思います。

 

 

 

内臓に感謝

私は大学の体育会柔道部にいましたが、柔道の強さと「健康で長生き」とは関係がないように思います。

 

ガッツがあって、肉体的にも精神的にもタフだった先輩が若くして亡くなったりしています。

 

相撲取りなどはその典型で、名横綱と言われたような人たちでも60歳ぐらいで亡くなることが珍しくありません。

 

体力がある若い頃は、ムリを重ねて働くことが多いのですが、その分よくカゼを引いたり、ひどい腰痛になったり、下手すると大病を患ったりします。

 

体が悲鳴を上げているのに、それに気づこうとしないのは愚かです。

 

世の中の99%の人が、自分の体に感謝したことがないのではないでしょうか。

 

瞑想のような時間を持ち、内臓の声を聞き、また感謝するのはとても有効な健康法の一つだと思います。

 

私は時どき、湯船の中でそれを行っています。

 

沈黙の臓器と言われる肝臓や膵臓は、日々静かに自分の使命を遂行しています。

 

心臓だって、だれに言われるでもなく、24時間365日活動しています。

 

考えてみれば不思議な話で、多くの内臓に支えられているのに、自分一人がムチャなことをしていては、内臓の反乱が起こっても仕方がありません。

 

ガンなどはその現象の一つかもしれません。

 

白隠禅師は「軟酥(なんそ)の法」で自分自身の大病を治してしまいました。

 

これは体を癒(いや)すバターのようなものを(想像で)頭の上に置き、そのバターが体温でユックリ解けて、体じゅうにしみ込んでいき、悪いところを治していくということを瞑想する治療法です。

 

内臓だけでなく、カラダ全体の細胞も活性化するはずです。

SNS

インスタだけで花を販売している花屋さんというのを知り、ビックリしたことをブログでも書きました。

 

SNSを活用しての商売なんて20年前にはなかった形態で、配送も宅配便があるので何の問題もありません。

 

生産者が直接に消費者に販売するというのも簡単にできてしまうわけで、仮に新しいビジネスを始める場合、今までの既存の仕組みにとらわれずに、白紙の状態から作り上げていくべきかもしれません。

 

開業医の場合などでも、若い人たちは今やインスタで探してくるそうです。

 

スタッフの採用だって、インスタを見ての応募が少なくないとのこと。

 

どんな商売でもSNSと関係がないものはないという感じです。

 

当社の事業のコインパーキングは「地べた産業」なので、どうSNSを活用したらいいのかは今のところよく分かりません。

 

が、コインランドリーの方はLINEでリピーターを増やす取り組みをしているようです。

 

他人事のように書いたのは、当社は投資家という立場で、運営の会社が別に入っているからです。

 

KポップのBTSが無観客コンサートを行い、全世界に同時配信しました。

 

そのチケット(?)を購入した人の家に、ママ友や娘の友だち10数人が集まり、スマホからテレビに繋げたライブ・コンサートに大盛り上がりだったそうです。

 

配信した方だってコストが格段に少なくて済み、固定費を超えた分はすべて利益になるわけで、相当「おいしい」ビジネスだったかもしれません。

新・日英同盟

日英同盟は1902年に締結され、1923年に破棄されました。

 

この間に日本は日露戦争に勝利しましたが、これは日英同盟のたまものと言っても過言ではないと思います。

 

逆に日英同盟が破棄されたあとは、日本は坂道を転がり落ちるが如く、敗戦への道を歩みました。

 

イギリスはかつてのような軍事力や経済力はないかもしれませんが、それでも今なお世界の世論をリードする力があるように思います。

 

イギリスが味方した方が「世界の世論」として通用しているのです。

 

もし新日英同盟が締結されたら、日本は歴史論戦で悪者扱いされずにすむように思われます。

 

仮に日本がロシアに近づくと、アメリカの拒否反応があります(北方領土返還が進展しないのも、その辺の事情がありそうです)。

 

が、イギリスとの同盟ならアメリカも反対のしようがありません。

 

日英同盟締結後は、日本にもクイーンズ・イングリッシュが普及するかもしれません。

 

日米安保の本質はズバリ「アメリカと戦争しなくていい」ことだと思うのです。

 

日本が経済力で世界一になったころ(日経平均が一番高かったとき)、アメリカとは経済面で亀裂が入りましたが、戦争にまで発展するとはだれも考えませんでした。

 

が、アメリカと対中国の関係だと、経済戦争が軍事衝突につながる可能性が否定できません。

 

ナンバーワンはナンバースリーと組んで、ナンバーツーを潰しにかかろうとするのは、国家戦略でも「猿山の猿」の世界でも同じです。

 

TPPにはアメリカは(ハプニングで)入っていないのですが、いまイギリスや台湾が加盟を希望しています。

 

TPPの本質は「対中国包囲網」。

 

日本と親和性のある国々を早く取り込んでいきたいものです。