北九州への神たび その7

今回の「神たび」では、いろいろな反省点、もしくは改良点がありました。

まずは服装ですが、やはり神社参拝は(いくら暑くても)黒の礼服か濃紺のスーツがいいように思いました。

神さまにも失礼ではなくなるし、気持ち自体も全然違ってきます。

スポーツにはそれぞれユニフォームがあるし、ユニフォームが必要な仕事はユニフォームを着なければ話になりません。

参拝には参拝の「ユニフォーム」があるのだと思います。

ご祈祷を受けるときなど上着を着ている方が、汗のシミが気にならないという物理的な理由もあります。

また猛暑に2か所以上の神社めぐりは集中力がなくなるので、やめたほうがいいことも学びました。

今回は3つの神社を訪れたのですが、「宗像大社」は三姉妹の神さまたちで、「香椎宮」と「筥崎宮」は神功皇后主祭神です。

意図したわけではなかったのですが、奇しくもすべて女神さまでした。

神道では女性の神さまの存在感が強いのです。

今回の神たびで神功皇后が大好きになりました。

西宮の甲山(かぶとやま)も、神功皇后三韓征伐から帰り、甲を納められたところから名前がついたと読んだことがあります。

関西にも神功皇后をお祀りした神社は多いはずです。

今後、神功皇后の「追っかけ」をしていこうと思っています。

九州を回っていると「郷土愛が強いなあ」という印象を受けました。

九州の人は東京でも海外でも「〇〇県人会」というのを作ります。

私は兵庫県出身ですが「兵庫県人会」なんて聞いたことがありません。

ホテルの部屋からの景色。

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30年前、北九州で賃貸マンションを建て、所有していたことがあります。

今も立派に建っていました。 ちょっと懐かしい…。

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北九州への神たび その6

小倉滞在2日目は「筥崎宮(はこざきぐう)」へ向かいました。

神社を訪問する時は、必ずご祭神を確認して行くのですが、筥崎宮のご祭神は応神天皇神功皇后玉依姫(たまよりひめ)。

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応神天皇は第15代天皇で「宇佐神宮」や全国の八幡神社のご祭神でもあります。

神功皇后応神天皇の母親です。

女性ながら自ら戦(いくさ)に向かわれた方でもあります。

玉依姫は初代神武天皇の母親ですが、なぜご一緒に主祭神になられているのかは、よく分かりません。

ここでもご祈祷をお願いしました。

祈願には「家内安全」や「商売繁盛」などがあるのですが、ここでは普通の神社にはあまりない「国家安泰」がありました(さすがです)。

「神々のご繁栄」や「日本国繁栄」が私の祈願の本意でありますが、今回は初めて「国家安泰」でご祈祷をしていただきました。

きのうの神社の受付の巫女さんは随分頼りなかったのですが、ここの巫女さんはシッカリしていて親切でした。

会社でもそうですが、神社によって神職や巫女さんのレベルの差があることを感じます。

ご祈祷の間、心地よい風がずっと吹いていて、神さまから受け入れられている気がしました。

今後は神功皇后をお祀りしている神社を訪問していき、神功皇后の「追っかけ」をしたい気持ちです。

ドッシリとした雰囲気のある神社です。

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「敵国降伏」の額が掲げられています。

立派に元寇を退けました。

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亀山上皇(第90代天皇)の時代に元寇があったことを知りました。

「身を以て国難に代わらん」とのお気持ちで、筥崎宮にその像が納められています。

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「武」の神さまに御祈願に来るチームは多いようです。

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神社には大木・老木が多いのです。

これは樹齢800年の楠。

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筥崎宮のパワースポットとのこと。「湧出石(わきでいし)」です。

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北九州への神たび その5

宗像大社での参拝や祈祷を終え、次に香椎宮に向かいました。

昔、高校生の時に香椎高校で柔道の合同合宿をしたことがあります。

大きな柔道場のようなところで寝泊まりしたのですが、朝、「起きれ~!」という声で起こされました。

「日本語の五段活用が間違っておる」と思いながら起きたことを思い出します。

香椎宮主祭神は仲哀(ちゅうあい)天皇と神功(じんぐう)皇后。

仲哀天皇は神の怒りを買って亡くなられているので、実際は三韓征伐を行った神功皇后主祭神はないかと(畏れながら)思います。

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しかしながら「弁財天(イチキシマヒメ)」や、神功皇后を補佐した「武内宿祢」や「中臣烏賊津大連命(なかとみの・いかつ・おおむらじのみこと)」のお社もありました。

最初はこんな街中に香椎宮のような大きな神社があるのかと思いましたが、実際はここから1キロほど先にありました。

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ここが最初の鳥居。

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神社内の池。

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正面が本殿ですが、本殿で「二礼二拍手一礼」を終えた途端、猛烈な大雨が降ってきました。

平成25年の出雲大社式年遷宮が終わった瞬間にも大雨が降り出したのですが、それを思い出しました。

すべてのものが洗い清められたような気がしました。

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神功皇后が植えられた杉で、樹齢1,800年とのことです。

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北九州への神たび その4

宗像大社の宝物館の入場料は普通は600円なのですが、65歳以上だと200円引きになります。

私は67歳なので割引が適応され、何だかスゴク得した気分になりました。

長生きはするものです。

その宝物館の中に戦艦三笠の羅針盤が展示されていました。

宗像大社は3つのお社に分かれていて、その一つが沖ノ島にあります。

日露戦争での日本海海戦沖ノ島沖で行われ、東郷平八郎元帥が率いる日本海軍はパーフェクトでロシア海軍を打ち破りました。

まさに神がかりの勝利でした。

日露戦争後、東郷元帥が神恩に感謝して羅針盤宗像大社に寄付したとのことです。

こういうことは、現地へ行かないとなかなか知り得ないことです。

宗像大社辺津宮の正面鳥居

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正面のお社が、市杵島姫(イチキシマヒメ)をお祀りした本殿。

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それぞれタゴリヒメとタギツヒメのお社です。

伊勢神宮式年遷宮の時に、月読宮の建物が移築されました。

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神々が降臨された場所。

素晴らしい空間でした。

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まわりはこんなノンビリした風景です。

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北九州への神たび その3

今日の予定は宗像大社(むなかたたいしゃ)と香椎宮(かしいぐう)参拝です。

朝5時に目が覚め、少しデスクワークをしたあと、朝食も取らずにクルマで宗像大社に向かいました。

高速道路をドライブする時はいつも「車勉」のCDを聴くのですが、街や山々の様子が面白く、ずっとCDなしで走りました。

クルマで走っていると、いろんな情報が目に飛び込んできます。

田舎町のお店(たいていがダサい)を見ているだけでも勉強になります。

地方の街を走っていると、突然「お店の通り」が出て来ることがあります。

その地域で活躍しているスーパーやドラッグストアを中心に、全国チェーンのレストランや小売りが国道などに沿ってズラリと並んでいるわけです。

やや田舎気味の地方に住んでいても、クルマさえあれば消費生活はそんなに不自由はないのかもしれません。

少なくとも中高年世代は満足できると思います。

ナビに沿ってクルマを走らせ「田舎町も過ぎて、何だか山の中に入って来たなあ」と思う頃に宗像大社に到着します。

宗像大社スサノオの命(みこと)の娘(3姉妹)を祭っています。

沖ノ島という玄界灘の孤島に長女のタゴリヒメが、また大島に次女のタギツヒメが、そして今回私が向かった山の中に三女のイチキシマヒメをお祀りする神社があります。

山の神社には神々が降りて来られた神聖な場所があり、あまりの神々(こうごう)しさにしばらくその場を離れることができません。

ご祈祷を申し込むと、巫女さんから「お願い事は何ですか?」と聞かれたので、「神々のご繁栄」と答えたのですが、「そんな祈願は(メニューに)ありません」との答え。

結局「神恩感謝」で申し込むことになりました。

 

北九州への神たび その2

宝塚から北九州・小倉のホテルまで、事前にナビで調べるとクルマで約6時間。

私の運転だと、その1.5倍をかけた数字が所要時間だという経験則があるので、たぶん9時間。

で、実際に9時間かかりました。

東京へも同じくらい時間がかかるのですが、北九州への方が高速道路が空いていてずっと快適です。

またなぜか東へ行く時より、西へ行く時の方が、気持ちが楽なのです(欧米へ向かう時より、アジアへ向かう時の方が気が楽ですが、その感じに似ています)。

今回もCDによる「車勉」をしていたのですが、ある講師の話に触発されて「財務にもっと強くなろう!」と(運転しながら)決意しました。

今までは売上のことさえ考えていればいい時代もあったのですが、これからは売上を上げること自体が大変になってきます。

ムリに売上を上げようとすると、人を増やしたり、広告費を投じたりしなければなりません。

が、それだけのリターンがあるのかどうか?

事業をストックビジネスにして一定の収入を確保し、そして「財務力」で会社の体力を強化するという方向が正しいように思うのです。

注目すべきは売上ではなく、もっと言えば利益でもなく、「税引き後のキャッシュフロー」なのです。

クルマの中では語学のCDも聴いたのですが、1時間以上語学の勉強をするのは苦痛ですね。

聴いたCDをもう1度聞き直すということはなく、どんどん捨てていきます。

「もう1度聞き直さなければいけない」などと思っていると、もっと苦痛になります。

そうするとモチベーションが「だだ下がり」となり、あとが続かなくなるのです。

北九州への神たび その1

お盆休みの間に、北九州への「神たび」を実行します。

クルマ旅・一人旅でもあります。

自宅のある兵庫県宝塚市からだと、北九州市の小倉までが精一杯で、小倉のホテルに連泊し、そこを拠点に2日に分けて神社を参拝することにしました。

行き先は宗像大社(むなかたたいしゃ)、香椎宮(かしいぐう)、筥崎宮(はこざきぐう)、プラス・アルファ。

移動や参拝を頭の中でシミュレーションしていたのですが、どう考えても礼服での参拝はムリだという気がしてきました。

神社を1ヶ所だけ参拝し、そのままホテルに帰ってシャワーを浴びるのであれば大丈夫なのですが、汗でずぶ濡れのスーツを着て次の神社への移動はかなりキビしいものがあります。

私の場合はクルマの中で睡眠休憩を取ることも少なくなく、余計にツライわけです。

神さまも許してくださりそうな気がしたので、今回は半そでシャツの軽装で参拝させていただくことにしました。

そうすると肝心の半そでシャツを数多く持っていないことに気がつき、急きょ地元のユニクロへ行ってきました。

久しぶりにユニクロの実店舗へ行くと、あっという間に買い物かごいっぱいの買い物をしてしまいました。

無人レジがズラリと並んでおり、それぞれに買い物カゴを置く場所があり、そこに買い物カゴをそのまま置くだけで合計額が表示されます。

初めての経験なので、ビックリです(ドギマギしました)。

クレジットカードで支払ったのですが、その作業も自分で行い、袋詰めも自分で行うようになっています。

この先、もっとIT化が進んで行き、自分が年取っていくと、買い物一つ1人ではできない時代になるのではないかと、ちょっと不安でもあります。