北九州への神たび その3

今日の予定は宗像大社(むなかたたいしゃ)と香椎宮(かしいぐう)参拝です。

朝5時に目が覚め、少しデスクワークをしたあと、朝食も取らずにクルマで宗像大社に向かいました。

高速道路をドライブする時はいつも「車勉」のCDを聴くのですが、街や山々の様子が面白く、ずっとCDなしで走りました。

クルマで走っていると、いろんな情報が目に飛び込んできます。

田舎町のお店(たいていがダサい)を見ているだけでも勉強になります。

地方の街を走っていると、突然「お店の通り」が出て来ることがあります。

その地域で活躍しているスーパーやドラッグストアを中心に、全国チェーンのレストランや小売りが国道などに沿ってズラリと並んでいるわけです。

やや田舎気味の地方に住んでいても、クルマさえあれば消費生活はそんなに不自由はないのかもしれません。

少なくとも中高年世代は満足できると思います。

ナビに沿ってクルマを走らせ「田舎町も過ぎて、何だか山の中に入って来たなあ」と思う頃に宗像大社に到着します。

宗像大社スサノオの命(みこと)の娘(3姉妹)を祭っています。

沖ノ島という玄界灘の孤島に長女のタゴリヒメが、また大島に次女のタギツヒメが、そして今回私が向かった山の中に三女のイチキシマヒメをお祀りする神社があります。

山の神社には神々が降りて来られた神聖な場所があり、あまりの神々(こうごう)しさにしばらくその場を離れることができません。

ご祈祷を申し込むと、巫女さんから「お願い事は何ですか?」と聞かれたので、「神々のご繁栄」と答えたのですが、「そんな祈願は(メニューに)ありません」との答え。

結局「神恩感謝」で申し込むことになりました。