ITの進化と職業

いま習っているウェブレッスンでは、テキストに添ってレッスンを進めることがほとんどですが、ある男性英語講師とはテキストそっちのけで、主に時事問題について話します。
世間話や雑談ではなく、中身のある話を英語でできるのはうれしい限りです。

この先生の時間が楽しみでもあり、またいささか緊張もします。
昨日は、私が自動運転車を買おうとしている話からスタートしました。
自動運転車は極めて便利なのですが、それが普及すると世の中がどうなるかを話し合いました。

英語だとこういう“ちょっと”込み入った話ができますが、これがドイツ語だと相当苦しくなり、フランス語や中国語だとサッパリ無理であります。
2020年までには、英語以外の各言語でも流ちょうに話すことができるようにするのが夢でもあります。

自動運転車の話に戻ります。
自動運転車がドンドン普及していくと、タクシーやバスやトラックの運転手がいらなくなってきます。
アメリカの場合、国が広いので、遠距離ドライブのクルマが利用できるホテルなりモーテルなりがたくさん存在しています。

トラックに運転手がいらなくなるのであれば、こういった宿泊施設も必要でなくなってきます。
ということは、そういった施設に従事する人たちもまた必要なくなるということです。
「そのことについてどう思う?」などと質問されたのですが、そんなこと私にわかるわけがありません。

自動運転車だけでなく、AIやIoTやロボットや、あるいはITそれ自体が進化していくと、なくなっていく職業がいっぱい出てくると思うのです。
人が余っているのに働く分野がないといったことも起こるかもしれません。

「日本は人口が減っていっているが、案外、未来に適した状況に対応しているのかもしれない。それに対しアメリカは人口が増えているので、将来、国民みんなに職業がいきわたるのかどうか疑わしい」と、男性英語講師。
確かにそうかもしれません。

デスクワークであろうと、現場作業であろうと、確実に働く場が減っていくのは間違いがありません。
が、一方、世の中の変化に応じて、今までなかったような仕事が生み出されてくるというのも、十分考えられる現象だと思うのです。