語学の勉強

「語学は若い頃にやらなければモノにならない」というのは、とんでもない迷信であります。
現に私は60歳代が今までで一番実力が伸びています。
何でもそうでしょうが、語学は努力が正比例して上手くなっていくわけではありません。
ある日突然「ギューン」と成果が出るのです。

私の学んでいる外国語は英語とドイツ語ですが、英語は40年以上、ドイツ語は15年以上勉強し続けています。
今はウェブレッスンにハマっているのですが、その前は英会話スクールに15年間通っていました。
その英会話スクールの前は「NHKラジオ英会話」を20年間聞き続けていました。

ウェブレッスンは今のところ英語が週2回、同じくドイツ語も週2回のペースです。
ドイツ語の日はちょっとプレッシャーを感じ、教科書の予習をしたりするのですが、英語の時は全く何の準備もしません。
先生の言うことがすべて理解でき、自分が言いたいことがバンバンいえた時は、実にスカッとします。
英語のウェブレッスンは私にとってストレス解消法の一つなのです。

ウェブレッスンでも“やはり”講師の「当たり」によって、随分と中身に違いが出てきます。
その人間性に“ある程度”の中身がある講師は話していて面白いし、本も読まないような中身のない講師は退屈(英語でboring、ドイツ語でlangweilig)なのです。

ドイツ語の中・上級コースを担当する講師は3人おられるのですが、それぞれ人間的にも一目置ける存在です。
3名の内2名はドイツ人なのですが、2人とも高度な日本語を修得しています。
私はその努力に大いに敬意を表するものであります。

ドイツ語の講師と比べると、英語の講師は中身の格差が大きいですね。
段々とそれが分かってきて、最近は「良い講師」のみを選択するようになってきたので満足度が高いのです。
私は1年365日すべて働く(勉強を含む)と決めたので、もう少ししたら毎日何らかのウェブレッスンを受けているという状況になると思います。
なにせ来年からはフランス語が始まるのす。

普通の日本人にとって、英語なんて実際のところ仕事でもプライベートでも全然必要ありません。
が、「英語を勉強しなければ」との強迫観念に駆られている人は少なくないのではないでしょうか。
日々の仕事を立派にこなしている人が、いつも「英語を何とかしなければ」とフラストレーションをためているように思うのです。
過剰に「英語ストレス」を抱え込んでいるわけです。

そんな時は英会話スクールへ行くか、ウェブレッスンを受けるに限ります。
多分それで一安心。
知的生活者にとって英語の勉強は、一種の精神安定剤に近いのではないかと感じることがあります。