「次の一手」探し

インターネットの発達により、情報が偏ることなく、知りたい人に知りたい情報が届くようになりました。
情報入手に余計な費用や時間をかけることが少なくなったということでもあります。
つまり、モノの生産コストが安くなるということにもつながるわけです。

インターネットのおかげで、資金も以前と比べると圧倒的に集めやすくなったのではないでしょうか。
つまり資本がなくても起業できるわけです。
アウトソーシングだって簡単になり、インターネットで検索すれば“たちどころ”に、それに相応しい会社を見つけることができます。

仕事も今までよりも少ない人手で対応できるようになります。
AIの発達で、近いうちになくなってしまう職業も少なくありません。
それが他人事だと「そんなものか」で済ませられるかもしれませんが、いざ自分のことになると大変です。

コダック富士フイルムは写真フィルムで大いに儲けました。
が、カメラ自体がデジカメになると、もうフィルムは必要なくなります。
コダックは潰れ、富士フイルムは業態を変えて繁栄しています。
常に世の中の動きの方向性を見極めておかないと、個人も会社もあっという間に「負け組」になる可能性があるのです。

今の当社はコインパーキングが事業の主体です。
コインパーキングで一応「食べていける」ところまで来たのですが、それまでに10近い業態に挑戦してきました。
そのうちいくつかは成功したものの「寿命」を迎え、また他のものは“やり続けた”ものの失敗に終わりました。
またいくつかは成功も失敗もしないうちに、業務から消え去りました。

10やって、やっと1つの事業が残っているのです。
楽隠居する気なら、このままコインパーキング一本で行けばいいのかもしれませんが、なにせ95歳までバリバリの現役で働く予定です。
世の中の動きを見据え「次の一手」へのアンテナを張り巡らせておかねばならないと思っています。

とは言え、今のところコインパーキングのお世話で手いっぱいで「次の一手」探しの時間的余裕がありません。
コインパーキングの仕事は楽しく、達成感もあるのですが、「次の一手」(探し)への時間的投資も大切なことだと思っています。
この際、頑張りますよ。