書斎スッキリ

私は電子書籍を全く使ったことがなく、すべてリアルの本ばかりです。
電子書籍で読みたい本を取り寄せ、そのまま読まないでたまっていく現象を「エアつん読」と呼ぶのだそうです。
場所を取らなくていいかもしれませんが、実際にたまっている本を見るわけではないので、読まない本がドンドン増えていってしまうかもしれません。

リアルの本はあまりにたまりすぎると生活空間に支障が出始めます。
私は本をインターネットでホイホイと機嫌よく買っていくものだから「つん読」がハンパではない状態になります。
書斎には高さ2m×幅1mの結構立派な本棚が4本もあるのですが、そのどれもがまだ読んでいない本でいっぱいになってきました。

奥と手前と二重に本を置きだすと、奥にどんな本を置いたのかが分からなくなってしまいます。
ためこんだ服や生活用品と同じで「いつか使うかもしれない」の「いつか」が永遠に来ないのと同じように、本だって「いつか読む」の「いつか」が決して来ないのです。

「たまった本を処理すると、来年に向けて運気がより増幅する」というインスピレーションをふっと得ました。
処理すると言っても本を捨てるわけではなく、地下の書庫へ移動させるだけなので気持ち的には楽です。
ところがこの作業が思ったよりも大変で、2人がかりで2時間かかりました。

奥と手前の二重になった状態はすべて解消し、読みたい本だけがズラリと並びました。
読書への意欲がグンと増したのは言うまでもありません。
書斎がスッキリし、運気も上がっていくような気がしてきました。

本を整理している間「これは永久に読まないだろうな」と思う本がたくさんありました。
どういった本をそう思ったかというと、まずは字の細かい本です。
インターネットで購入するので字の大きさまでは分からないのです。
本の内容よりも、字の大きさなどの読みやすさの方が読書意欲的には優先するということがよく分かりました。

ほかには「読まなければ」という義務的(強迫観念的)な気持ちで買った本が、案の定「つん読」状態になっていました。
買ったもののなかなか読まない本のジャンルで多かったのが「歴史」と「英語」。
これらの本は今回は地下には移動させていないのですが、早く読まないとたまる一方になります。

自分の実力をはるかに超えた英語の原書などは地下へ移動させました。
あとは自分の理解力を超えた理科系の本。
読みもしないのに(というか、読む能力もないのに)、こういった本を大量に買っていたことを反省しています。
金額にして数十万円のムダな支出。
しかも余分なスペースを占領していたわけですから、二重にムダということになります。