斎藤一人さんの本を読んでいると「上機嫌力」という言葉が出てきました。
いかに日々機嫌よく過ごしていくかは、かなり重要な課題ではないかと思うのです。
毎日機嫌よく物事に取り組む状態に自分を持って行くことは、禅の悟り以上の価値があると感じるのです。
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この「上機嫌力」は神道ともよくマッチするように思います。
先日伊勢神宮に参拝に行ったのですが、それ以降私自身の「上機嫌力」は維持できています。
自分が上機嫌であると、まわりの人たちも気持ちがいいし、自分にも「いいこと」がどんどん舞い込んできます。
「上機嫌を生涯貫く」というのは、十分人生の目標たりえることではないかと思えるのです(そして私もそれを目指そうと思います)。
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日本神道はシンプルさを尊びます。
ベルサイユ宮殿のような華美さを追求するのではなく、伊勢神宮の神殿のような素朴な美しさが神道の真骨頂です。
木材一つとっても生地の美しさを最大限に生かすのが神道流であって、そこにペンキを塗っていくという発想はありません。
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カトリックの大聖堂は空に突き上げるように建てられ、永久の建築物を目指しているように見えます。
それに比べ、神道で最高の格を持つ伊勢神宮の神殿は、永遠どころか20年に一度建て替えられるのです。
隣どうし左右に並んだ同じ大きさの敷地に、同じ建物を交互に建てていくことを連綿と続け、同じ建物でないのに同じ建物が建ち続けているという不思議な発想。
これを「常若(とこわか)」の思想というのだそうです。
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前にも書いたのですが、神道は朝の宗教。
朝の静寂さの中では「やる気」が沸々と湧いてくるのを感じます。
朝は気持ちが前向きになります。
実際、夜では出来ない仕事や勉強が、朝ならホイホイとこなせていけます。
こんなに素晴らしい朝の時間を出来るだけ長く持つにはどうすればいいのか?
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答は実に簡単で、早起きすればいいだけなのです。
早起きするためには早く寝る。
早く寝るためには余計なことやムダなことをやめてしまう。
つまり生活をシンプルにする。
神道的幸福繁栄の基本は早寝早起きにあると言い切ってもいいのではないでしょうか。