ビートと1泊旅行 続き

朝5時にビートを連れて散歩。
ペンションを出た瞬間、大山(だいせん)の清々しい(すがすがしい)雰囲気が全身をつつみました。
余計な音が聞こえず、とっても静かなのです。
静けさはシンプルであり、贅沢でもあります。

この辺はペンション村と言われるだけあって、歩いている途中でいくつものペンションを見かけました。
面白いことに「生きているペンション」と「死んでいるペンション」はすぐわかるのです。
「こんなペンションなら泊まってもいいな」とか「このレストランに一度入ってみたい」と思うところもある一方、半分ぐらいのペンションが閉鎖していたようにも思います。

ペンション経営は実に難しいと感じました。
たぶん家族経営でないと成り立たない(人を使っていては採算が合わない)と思うのですが、そうすると間違いなく長時間労働
例え経営的に上手くいっているとしてもヘトヘトになります。
どんな商売でもそうだと思いますが、結局は「リピーターをいかに確保するか」に尽きるのではないでしょうか。

私が泊まっているペンションのように、例えばワンちゃん連れ専用といった特徴を出さないと、営業の継続は厳しいかもしれません。
もともとペンションの部屋数は少ないわけで(私の泊まったペンションで5部屋)、それ以上はサービス体制が追いつかないわけです。
規模は小さくても、こぎれいな清潔感は不可欠でしょう。
それプラス、気持ちのいいお風呂や、予想をはるかに上回るディナー等々。
リピーターをつくっていく努力と工夫は並大抵のものではありません。