シェアハウス

知人の賃貸管理会社が、東京でシェアハウスを始めました。
ある大きな家を月50万円で借上げ、1,200万円かけてリフォームをし、8室のシェアハウスに改造。
シェアハウスは布団と衣類以外はすべてオーナー側が用意するとのことです。
個室以外には、共同で使うリビングやダイニングやフロやトイレがあります。
ランドリールームも別にあり、そこには乾燥機付き洗濯機が3台備え付けられています。

家賃8万円なのですが、1カ月で8部屋すべてが決まったそうです。
家賃8万円というのは、同じ地域のワンルームと同じ相場とのこと。
定員8名ですが、最初から男性は3名までにすると決めて募集。
そもそもシェアハウスは女性が7割ぐらい占めているのだそうです。
どういうわけか美男美女ばかりがやって来て、みんな洗練されているのだそうです。
アメリカでのシェアハウスの入居経験者もいて、男女一緒というのは別段意識しないようなのです。
シェアハウスは今まで日本にない住まい方で、新しい住文化が根付きだしたのかもしれません。

「ちょっと煩わしいけど楽しい生活」がシェアハウス。
従来の不動産ルートでは全く扱っていないと言っても過言ではありません。
ひつじ不動産」という、有名なシェアハウス専門のサイトに載せるのが、入居者募集の一般的な方法になってきました。
東京では完全に市民権を得たシェアハウスですが、はたして地方都市にまで普及していくものかどうかは、今後の見ものであります。

東京の多摩川の自転車ロードのすぐ近くにあるシェアハウスは「自転車愛好家」専用。
自転車の手入れや修理をする共用の土間が1階にあるのが特徴です。
そもそもそこは駅から遠くて立地が悪く、ふつうのアパートやワンルームには不向きだったのですが、「自転車」をキーワードにしたシェアハウスだとすぐに満室になったのだそうです。

もと社員寮を改装したスタジオ付きのシェアハウスもあります。
雰囲気が異質になるといけないので、ロック系は禁止とのこと。
入居者の個人情報はすべてオープンにしているせいか、入居者はみんな仲がいいのだそうです。
一定のコミュニティの中で、個人情報を全部打ちだすのはフェイスブックと同じなのです。