語学は面白い

香港で買った中国語CDの続きです。

中国語で「ありがとう」は「シェーシェー」ですが、CDのアメリカ人解説者によると ”share, share” と覚えればいいとのこと。
「厳密に言えば、ちょっと発音が違うのだけど、まあいいじゃん」と言った具合なのです。
中国語でgiveは「ゲイ」と言うのですが、「giveだからgave(「ゲイ」ブ)で簡単」とこれまたカンタン。

中国語で「〜ですか?」と聞く時は、日本語と同じように最後に「〜マ?」とつけます。
そのCDでは、例えば英語の例文を出す時に ”Is it easy?” とせずに、”It is easy マ?” などとやり、そのあと中国語が出てきます。
すると英語も中国語も語順が全く一緒になり、ひじょうに頭がスッキリするのです。

中国語でも「パパ」と「ママ」は意味も発音も全く同じ。
外国語から入ってきたのかもしれません。
数字の1・2・3…は日本語とよく似ています。
イチは「イー」だし、サンは「サン」。
シは「スー」で、中国語でも発音的には「死」と同じなので倦厭(けんえん)されるというところも同じです。
数字の読み方は日本語と中国語で構造的には全く変わりません。
例えば11は「ジュウ・イチ」であり「シー・イー」であります。

英語やドイツ語のように、11になると eleven や elf という風に“いきなり”違う単語が出てくるということはありません。
ついでに言うとドイツ語の場合、数字が二ケタになると一桁目の数字から読むのです。
例えば83だと” drei und achtzig ” (サンとハチジュウ)などと言うので、最初は面喰ってしまいます。
私はフランス語は門外漢なのですが、フランス語で80は「4カケル20」と言い、90は「4カケル20タス10」なのだそうです。
物凄い数字の読み方であります。