きのう今日とウィナーズ倶楽部全国大会が宝塚でありました。
セミナー会場が「宝塚商工会館」、宿泊・懇親会場がホテル「若水」。
全国から40名を超える参加者がありました。
今回の研修会の特徴は、外部講師を一人も呼ばなかったこと。
すべて会員だけの発表に終始しました。
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一方的に講演を聞くだけの研修会よりも有意義だったように思います。
勉強好きで仕事熱心な会員の成功例、失敗例、新システム・新事業・新商品の本音の発表は、丸2日間わざわざ時間を取って集まる価値があるものでした。
ましてや私など交通費ゼロの一番便利な場所にいるわけですから、何をか言わんやです。
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各地の市況も合わせて発表されたのですが、市況的には全国すべていいとこなし。
ミニバブルの崩壊で、ここ数年値上がりしてきた所はすべてその反動が来ているのは当然として、ミニバブルに関係がなかったところも景気の悪化の影響を受けてダウン。
気候は夏に向かいますが、経営的にはしっかり冬支度をしていかなければならないかもしれません。
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同じ不動産業として一括(ひとくくり)にするわけですが、各地のメンバーの事業はさまざま。
売買仲介、賃貸仲介、賃貸管理、マンスリーマンション、ダイレクト賃貸、コンテナ倉庫、コインパーキング、バイクパーク、リフォーム、コンサルティング等々。
各社が各地域で個々に行なうよりも、全国的なネットワークにした方がいいものは、まずはインターネット上のサイトを作ってしまうというのが、最近の一つの特徴だと気がつきました。
バイクパークのように全国的に販売が可能な商品は当然として、極めて特殊性が強いコンサルティング事業でも、まずはサイトを作り、仲間や資格者を集め、知恵を集積させ、また顧客をも確保するという方法が取られようとしています。
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売買仲介が得意なメンバーは、やはり「受託が命」と言います。
受託のためには各種手法の継続が大事。
たとえば空地・空室調査や手紙などによるオーナー・アプローチを続けて行なっているようです。
逆に今はマンスリー・マンションで実績を挙げているあるメンバーは、3年間受託活動を行なってきたが、大手に勝てないことが分かり、事業転換したそうです。
自社に向いた事業が自ずとあるのかもしれません。
要はいかに早くそれを見つけるかが勝負とも言えます。
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しかるにどう工夫を積み重ねていくか。
例えば先ほどのマンスリーの会社であれば、立地のいい都心部に特化。
また部屋自体も、単に家具や備品を入れるだけでなく、コーディネーターを入れて絵になる部屋にして差別化を図っているそうです。
ついでながらマンスリー・マンションという比較的新しい商品は、これまたITという比較的新しいシステムを存分に駆使しないと商売にならないようです。
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仲介業などのフローを追っている会社は、安定収入を求めています。
そのためには収益物件の自社所有か、累積経営型商品への取り組みが必要。
また業態自体も、賃貸仲介や管理をすっぱりとやめ、売買仲介一本にしたり、あるいは会社自体をもっとスッキリさせ、一人で出来る買取再販に特化した人もいます。
これからの時代は、上手く行っているほかの会社の真似をするより、いかに自社に適した形態で、いかに得意分野に打ち込んでいくかが問われているような気がします。
(続く)