「ヨコ勉」快調

私の頭は「ど文科系」で、理科系の本が苦手です。

 

理科系の本は、ほとんどが横書きでもあります。

 

理科系だけでなく、税務や法律の本も横書きが多く、そうなると「横書きの本=苦手」となってしまい、たいていが買ってもツンドクのままになります。

 

そういった本がたまってくるとスッキリしないのです。

 

そこである時「わかっても、わからなくても」とにかくページを捲(めく)ってみようと思いたちました。

 

で、実際にやってみると、結構いい感じなのです。

 

これを「ヨコ勉」と名づけました。

 

ページを捲るだけなので、1冊を読み終えるのがスゴク速いのです。

 

それで内容が頭に入るのかと言えば、答えは多分「ノー」です。

 

が、そうやって同じようなテーマの本を何冊も読んでいくと、次第に自分が興味があるところで手が止まったり、重要そうなところがわかってきたりしてくるのです。

 

そこで税務や会計や法律などの本を家から会社に移動させ、会社で「勤務時間中」に読むことにしました。

 

さすがに会社でマンガや小説を読むわけにはいかず、すべて仕事に関連する本です。

 

私以外のスタッフは、皆まわりで仕事をしているわけで、そんな中で本を読むと緊張感があり、ひじょうに効率的なのであります。

 

他の仕事もあるので、今のところ週1回午前中だけなのですが、一度「ヨコ勉」すると難しい本が5冊くらい読めてしまえます。

 

画期的な読書法だと自画自賛しているのですが、もう少し「ヨコ勉」を推し進めていこうと思っています。

ヨコ勉用の本です。

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1時間の語学をいかに楽しむか

本の原稿書きなどという仕事がルーティンワークの中に突然割り込んでくると、時間欠乏症に陥(おちい)ります。

 

ゴールデンウィーク期間中がマサにそうで、ルーティンワークのうち何かをカットせざるを得なくなります。

 

毎日、語学のオンラインレッスンを予約し、受けているのですが、原稿書きに集中したい日は躊躇(ちゅうちょ)なくキャンセルしていきました。

 

だいたいが、いつものゴールデンウィークなら先生もお休みすることが多いのですが、今年はコロナでほとんどの先生が在宅で、通常通りのレッスンがあったのです。

 

オンラインなので先生の自宅と直接つながり、レッスンができます。

 

以前は、先生たちは学校の本部に集まって、そこから各生徒と話していたのですが、コロナ以降はダイレクトに自宅どうしでの会話となりました。

 

どうしてもキャンセルしたくない「お気に入り」の先生もおり、その場合はいつものようにレッスンを受けました。

 

「私は95歳までバリバリの現役で頑張る」つもりですが、その中には語学学習も含まれています。

 

語学は短期間に集中して勉強したほうが上達は早いのですが、私の場合は今から30年間ほど「牛のよだれ」のように続けることになります。

 

語学は、うまくなろうと思うから苦しくなったり、挫折したりすることに気がつきました。

 

私のような「なんちゃって語学」は、ムリな目標は決めず「いかに毎日1時間の語学の勉強を楽しむか」が最も大切なことだと悟ったのです。

 

 

老化ではなく進化

60歳手前の頃から、自分の老後のことを考え出します。

 

サラリーマンだと定年という区切りがあるし、肉体的な衰え以外に、経済的なことや、老後の生きがいについて本気で考えるようになるはずです。

 

私のような自営業に毛が生えたような存在で、いつまでも働くことを誰からも「とやかく」言われない立場でも、老後のことを考え会社や生活全体をダウンサイズしました。

 

自分の能力や体力に合わせて会社も小さくしていかないと、どこかで廃業や破たんや会社売却になる可能性が極めて高いように思うのです。

 

自分の小さな会社を持ち、仕事と収入と生きがいを確保し、老害と言われることもなく、長く長く商売を続けて行くのが一番幸せではないかと、今となっては思います。

 

見かけ年齢こそ本当の年齢で、いつまでも若々しく生き生きとしておこうと思うし、そのための努力もしていくつもりです(つまりアンチエイジングに時間もお金もかける)。

 

「結局、続けてきた者が勝利する」例はいくつも見てきたし、私自身は今後も「1日も休まない」を貫くつもりです。

 

老化ではなく進化していきます。

 

続けることが一番大事

「会社は大きくしなければならない」という思い込みを捨ててから、ひじょうに気持ちが楽になりました。

 

大きくならないかわりに安定してきました。

 

スピードは速くないのですが、じっくりと成長もしています。

 

ほかにも変な思い込みに囚われていることが少なくなく、例えば私の場合「語学を勉強するからには上手くならなければならない」というのがありました。

 

一見マトモそうに聞こえるのですが、ビジネスで英語や中国語が必然である人以外、この考え方では長続きしないのです。

 

英語にチャレンジして何度も挫折している人は世の中にいっぱいいますが、すべては「成果が自分の期待度を下回っている」現実に耐えられないのが、その原因だと思うのです。

 

私も「いま覚えたことを30秒後にはスッカリ忘れている」現実があるのですが、そんなことは気にせず、とにかく続けていくことが大事なのだと気がつきました。

 

語学専門家になるわけではないのだから「なんちゃって語学」でいいのではないかという「悟り」を開いたわけです(開き直りとも言いますが)。

 

語学を勉強していて「進歩しなければならない」と考えると苦しくて続かなくなります。

 

とにかく毎日1時間ずつ続けていくだけでいいと思えるようになりました(そして続けています)。

 

最も大切なのは「毎日の1時間の勉強をいかに楽しむか」ということだったのです。

 

次の旅の計画

先日、九州からの旅から帰って来たばかりなのに、また猛烈に行きたくなりました。

 

神社の中には「神さまから呼ばれないと行けない」という所もあるようですが、まさに呼ばれているような感じです。

 

前回は鵜戸神宮宮崎神宮を訪問したのですが、それぞれのご祭神は、天照大神からみて5代目と6代目。

 

3代目と4代目の神宮が鹿児島にあるのです。

 

即ち霧島神宮鹿児島神宮

 

夜にガイドブックと地図を見ながら、ネットのナビでクルマでの時間を計り、宿泊エリアを決めていきました。

 

ホテル探しも結構大変なのです。

 

豪華なご馳走がついた高級旅館もあるのですが、1人だと泊まれなかったり、食事の時間が決まっていたりして、私のような1人旅・クルマ旅には適さないことがあります。

 

かといって還暦過ぎて、ボロボロのホテルに泊まるのも嫌です。

 

鹿児島まで一直線で行くのは私の体力ではムリなので、前回と同じように、往復とも途中の宇部で1泊することにしました。

 

宇部で泊まったホテルは、夕食、朝食ともバイキング形式で、バイキングは1人旅の人間にはとても重宝なのです。

 

1人でも「間が持たない」ということがないし、好きなものが食べられるし、時間の節約にもなります。

 

鹿児島でのホテルは「ホテル京セラ」を予約しました。

 

そう言えば京セラ創業者の稲盛和夫さんは鹿児島出身でしたね。

 

クルマ旅なので交通機関の予約が不要で、ホテルさえ予約すれば準備完了です。

 

とは言え、すべて完了するのに3時間ほどもかかりました。

12年間書き続けています。

2009年5月7日から1日も休まず、12年間連続でブログを書いています。

 

ブログを1つ書くのに1時間ほどかかるので、膨大な時間(累計4,400時間ほど)を費やしていることになります。

 

私は「95歳までバリバリの現役で頑張る」宣言をしているのですが、現役である限り、やはりブログは書き続けるべきかもしれないと思っています。

 

変な話ですが、ブログを書くことによって「自分が何を考えているのか」や「何がしたいのか」が分かったりするのです。

 

それにブログは私の唯一の情報発信の場でもあります。

 

会社経営などしていると、人から誉められる機会なんて滅多にありません。

 

「人から認められたい」気持ちが高じて、同業者団体や準公的団体の役員をやってみたりします。

 

ひどい場合は選挙に出たり、そこまでいかなくても選挙応援を懸命にやってみたりすることがあります。

 

会社の社長がそういったことに興味を持ち出すと、経営に赤信号が灯(とも)るわけです。

 

幸い、ブログを書いて会社を倒産させたという話はあまり聞かないし、ブログというアウトプットによって、案外、そういった自己顕示欲をうまく昇華させているかもしれないという気がしてきました。

 

このブログから本が3,4冊出ました。

 

今度、神社の本を書くのですが、日ごろブログで書き溜めた神社の話が大いに参考になっており、イチからだと到底本は書けないと思います。

 

 

 

1日4時間の勉強タイム

自分の欠点というのはいくつもあるのですが、それを考えるのも面倒くさいし、また考えたところであまり意味がないような気がします。

 

逆に長所を徹底的に伸ばしていく方が、よほど成長への糧になるし、そうすると欠点すら単なる「個性」となってしまうことが多いことも知っています。

 

「自分の長所は何だろう?」と考えたとき、やはり1日4時間の勉強を続けていることが一番の武器になっているように感じるし、また自信にもつながっていることは間違いがありません。

 

受験生はともかく、社会人で1日4時間勉強している人は滅多にいないような気がします。

 

私も若い頃はそうだったのですが、仕事に一生懸命で、もうそれだけでヘトヘトになり、とても勉強どころではありませんでした。

 

「これではいけない。勉強しよう!!」と思い立ってから、実際に勉強に取りかかるまでに、なんと20年ほどもかかりました。

 

午後6時半から1時間オンライン・レッスンで語学を勉強しています。

 

その語学も例えば英語1本に集中すればスゴイのでしょうが、私の場合飽きてしまうので、英語のほかにドイツ語とフランス語と中国語をも並行して勉強しています。

 

そうすると、それぞれの言語はせいぜい週1回程度の学習になってしまい、私はこれを「なんちゃって語学」と呼んでいます。

 

夕食のあとで3時間の読書タイムを設けており、このおかげで年間2,400冊の本が読めるようになりました。