会社の寿命は30年

ずいぶん以前になりますが、ある経済誌が調査の結果「会社の寿命は30年」という記事を掲載しました。

 

世の中の人がみんな漠然と「会社は永遠に続くもの」と思い込んでいたので、当時この記事はかなりの衝撃を与えたことを覚えています。

「会社の寿命が30年」というのは事実だと思います。

個人企業であれば、個人が一代で働ける期間は30年です(つまり肉体的な限界と重なっている)。

後継者がいなければ、当然ながら会社は継続できません。

例え経営者がうまく交代していけたとしても、代々の経営者がすべて優秀とは限りません。

たまに創業何百年といった会社がありますが、心底スゴイことだと思います。

室町幕府だって江戸幕府だって、不思議なことにどちらも15代目でなくなっています。

日本の天皇家のように126代も続き、しかもすべて同じY遺伝子で受け継げられてきているのは奇跡中の奇跡と言ってもいいのではないかと思うのです。

会社経営の話に戻ります。

不動産投資には「出口戦略」というのがあり、最初から売却を前提に購入する方法があります。

会社の「出口戦略」には3つあり、一つは「上場」で、もう一つはM&Aによる「会社売却」、そしてあと一つ「長く続ける」という真っ当なのがあります。

地方の酒蔵や、京都の老舗の料理店などでは、商品を変えずに代々続いているところがあります。

が、百年企業の中にはその時代によって、商品や事業をガラリと変えてしまっているところもあります。

どちらがエライというわけではなく、続けていくところがエライわけです。

が、環境の変化で、どうしても続けていけない時もあるわけで、その場合は「やめる」決断をするというのも、またとてもエライことだと思うのです。

 

10月の伊勢から東京クルマ旅 その5

東京のホテルを朝7時半にスタートしました。

いろいろと試行錯誤したのですが、朝は散歩も朝食も「なし」で、さっとクルマに乗ってしまうのが一番具合がいいことが分かりました。

宝塚の自宅に着いたのが午後4時45分だったので、9時間15分かかったことになります(いつもより15分オーバー)。

途中「熟睡休憩」が3回。

新東名の浜松のパーキングエリアで「温玉ぶっかけうどん」を食べ、カフェでコーヒーとモンブランを取るのが習慣になってきました。

ついでに洗車機で洗車します(浜松のガソリンスタンドには、上下線とも洗車機があります)。

東京へ出てくるといつも結構忙しいので、本が読めないことが多いのです。

が、今回は予定が一つ飛んだこともあり7冊ほど読めました。

本を読むためだけにホテルの部屋で過ごすというのも「あり」かもしれないと思います。

静かな部屋で集中でき、眠くなればそのまま寝ればいいわけだし、お腹がすいたらルームサービスを頼むという手もあります。

「読書のためのホテル・ステイ」というのも、一度企画してみようと思います。

今回クルマの中で聴いたCD27枚。

とても参考になりました。

むろん、中には詰まらない内容のCDもあったのですが、そんな時は遠慮なく飛ばしていきました。

雑誌「ゲーテ」の副編集長を12年間勤め、今は独立してウェブ上の会員制クラブを運営している女性講師の話も聞きました。

この人には取材などで、数多くの成功した創業経営者たちと出会ったという強みがあります。

単に仕事の話だけでなく、ユニークな体験や、暮らし方や、趣味や、健康管理や、トレンドの場所などの情報を発信しているようです。

会員になればかなり面白いのではないかと思いながら聴いていました。

語学のCDも時たま聴くのですが、クルマでは自分の実力よりも少し下のレベルのCDを聴かないと、モチベーション的に持たないことも分かってきました。

何と言っても語学学習は「飽きない」ことが一番大事だと思うのです。

 

10月の伊勢から東京クルマ旅 その4

東京滞在中はたいてい何かの予定が入っているのですが、今回は丸1日空いた日がありました。

最初予定していた日程にキャンセルがあったためです。

しかしながら、思いついた時に書き足している「東京でやりたいことリスト」から即座に代わりの予定を抽出しました。

東京での「行きたい所」や「やりたいこと」はまだまだいっぱいあり、「時間が余って何しよう?」なんて心配はありません。

今回は東郷神社(渋谷区)と明治神宮を参拝することにしました。

東郷神社日本海海戦東郷平八郎海軍大将をお祭りしたものです。

日露戦争の功績により2人の将軍が「神さま」になっておられます。

もう一つは乃木希典(のぎ・まれすけ)陸軍大将をお祭りした乃木神社です。

神社を訪問すると、その神社独特の「波長」を感じたりすることがあるのですが、東郷神社では、それがよく分かりませんでした。

人里離れた山の中に存在する神社が多いのですが、なにせ東郷神社は都会のド真ん中にあるのです。

白人系の参拝客も多く、これにはちょっと驚きました。

東郷神社から明治神宮には歩いて行けました。

明治神宮は広大です。

もし私が今の時代以外に生まれることができるとしたら「明治」を選びたいと思います。

国民が一体となって「坂の上の雲」を目指す時代は、自分の気質にピッタリだと思うのです。

明治神宮ではご祈祷もお願いしました。

申込書のところに「願い事」を記入する欄があったので「日本国繁栄」と書きました。

自分のちっぽけな願いを書くわけにはいかない迫力が明治神宮にはありました。

私が知っている範囲で、天皇が祭られている神社(そのほとんどは「神宮」と名がついています)は、初代神武天皇の「橿原(かしはら)神宮」、15応神天皇の「宇佐神宮」、50桓武天皇の「平安神宮」、そして122明治天皇の「明治神宮」です。

神社が建てられた天皇は、やはり立派なのです。

 

10月の伊勢から東京クルマ旅 その3(写真特集)

 *東京のホテルに到着。 今月の花のオブジェです。f:id:deguchi:20191004050802j:plain

*お寿司をいただき、

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*デザートをラウンジで。 和風モンブランが美味しかったのです。

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*次の日の早朝、丸の内を散歩すると、ラグビーのキャプテン頑張っていました。

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東郷神社(渋谷区)へ。

日本海海戦で勝利した東郷平八郎海軍大将をお祭りした神社です。

訪問客には白人系の外人が多かったのでビックリしました。

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*次に明治神宮へ。

国内、国外を問わず、多くの人たちがやってきていました。

一種の観光スポットになっているのかもしれません。

ここでご祈祷もしてもらいました。

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清正井(きよまさのいど)

明治神宮内にある有名なパワースポット。

パワースポットの「波動」は、私にはよく分かりませんでした。

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*表参道

人が多いし、一帯がオシャレです。

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表参道ヒルズ

安藤忠雄設計。さすがです。

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10月の伊勢から東京クルマ旅 その2

クルマの中でCDを聴くというのが、私の「非日常的な」勉強になっています。

家では本はいっぱい読むのですが、CDを聴く時間はありません。

CDによる「車勉(しゃべん)」は私のクルマ旅の大きな魅力の一つです。

今回、聴いたCDの中で「展示場営業」について話していたものがありました。

講師自身がサラリーマン時代、展示場営業で大きな成果を上げ、それが会社全体の売上の7割を占めたこともあったそうです。

卓越したノウハウを構築していったので、今は独立して展示場営業のコンサルタントをしているとのこと。

何でも本気で突き詰めていけば、その知識や技術であとあと食べて行ける可能性があることを知りました。

私も「東京ビッグサイト」や「インテックス大阪」の展示会を時たま見に行くことがありますが、日本ではそういった大きな展示会が年間600回ほども開催されているのだそうです(オドロキ!)。

集客には広告によるものもあれば「飛び込み」や「テレアポ」などの泥臭い(そしてキツイ)ものもあります。

最近だとネットでの集客がトレンドです。

一方、展示場という意外に「底堅い」集客方法もあることを知りました。

展示場を見に来る人たちは「B to B」にせよ「B to C」にせよ、目的意識の高い人たちです。

例えば「大手建設業の設計部長」に試(ため)してほしいシステムを営業したくても、そういった人たちは普段は会社の奥深くにいて、面会しようとしてもアポイントを取るのが非常に難しいという問題があります。

が、興味のある展示会なら先方から足を運んで来てくれるのです。

展示場の活用というのもなかなか面白い方法だと思います。

 

 

 

10月の伊勢から東京クルマ旅 その1

今の私には「自信を与えるもの」が3つあります。

一つは「月200冊の読書」、もう一つは毎日の「階段トレーニング」。

そして最後に「毎月の伊勢神宮参拝」です。

神道には経典のようなものはありません。

神社へ行って「感じる」ことが一番大事だと思うのです。

伊勢神宮天皇しか参拝を許されない時代もありました。

また、天照大神(アマテラスおおみかみ)をあれだけ崇拝していた、黒住宗忠(黒住教創設者)ですら生涯5回ほどしか参拝できていません。

なのに私のようなものが毎月参拝させていただくのは、本当に有難い限りです。

毎月参拝していると、いつのまにか災難や魔が近づいてこなくなったような気がします。

そういったマガモノが天照大神のパワーによって吹っ飛ばされてしまう感じです。

参拝すると知らず知らずのうちに、ケガレが払われていくように思います。

ごくごくたまにインスピレーションをいただくことがありますが、そういうことは期待せず、ふつうに参拝させていただけるだけで心底感謝したいと思っています。

伊勢神宮では個人の願いをお祈りしてはいけないと言われています。

が、内宮の子安神社で「あること」をお願いしました。

そして見事にそれに答えてくださいました。

その子安神社が真新しくなりました。

伊勢神宮・内宮・子安神社(ご祭神:コノハナサクヤヒメ)

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伊勢外宮「神泉」

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「1万時間の法則」が簡単に

決して謙遜ではなく、自分のようにそんなに才能があるとは思えない者でも、継続していけば何らかの形が見えてくるのではないかと思うのです。

まさに「凡事継続」です。

1万時間の法則」というのがあり、何でも1万時間やれば突出した技能を修得できるというものです。

11時間の語学学習を30年間続ければ、簡単に1万時間を突破します。

11時間だと、そんなに努力感はいりません。

ただし毎日やる時間を決めておかないと、ついつい後回しになったり、忘れたりします。

私の場合は午後6時半から7時半を語学の時間に決めました。

旅行や会食のある日は仕方がないとして、これを30年間続けるわけです。

最近始めた「階段トレーニング」も意外に簡単に定着しました。

階段トレーニングと言っても階段をひたすら登ったり降りたりするだけなのですが、約100段もの階段に恵まれた建物に住んでいる人はそんなにいないはずで、この幸運を(感謝しながら)十分に享受しているところです。

この「階段トレーニング」も今から30年間続けるつもりで、そのために2つの原則を定めました。

それは「速く動こうとしない」と「回数を増やそうとしない」。

心臓にも腰にも負担をかけないユックリとした運動なら、95歳になってもできるはずです。

またゆったり動くと、瞑想状態に入っていきやすいのです。

100段の階段を10往復すると、汗ビッショリになりながら「あっ、もう終わりなのか」と気がつくことも少なくありません。

13時間の読書の効果は、30年待たなくても、いま既に存分に享受しています。

ただ、本を収納する場所だけが懸案事項なのであります。