自宅の10年後の大改装

今の家に引っ越してから、もうすぐ10年になります。
この10年間は過去のどの10年間よりも充実したものでした。
いわば今の家が私にとって「福の家」であるのは間違いがありません。

不動産業にずっと従事しているし、建築についての勉強も続けているので、私の建物に関する知識は普通の人の10倍以上あるように思います(決して自慢ではなく、プロとして当然の話です)。
早い話が一般の人は、どの設計士さんや工務店に頼んだらいいのかさえ、全く分からないのではないでしょうか。
私自身に多少なりとも建築の知識があったので、自宅建築に際しても失敗はあまりなかったように思います。
例えば、鉄筋コンクリート造りなのに結露が全く出ないというのもその一例です。

単に建築の知識だけでなく、家相や占い的なものも勉強しているので、よい運気をもたらす建物になりました。
家相」に凝っていると言えば、何か非科学的な「おどろおどろしい」感じがするかもしれませんが、例えばそれが「人相」であれば、人相がいいとか悪いとかは、見れば誰でもわかることです。
家相だって、そんなに難しい話ではないのです。

やはり建物はドッシリとして安定しているのがいいのです。
昔、日本長期信用銀行という、エリートしか入社できない銀行がありました。
その本社ビルは東京の一等地に建っていたのですが、頭でっかちで、今にも倒れそうな形をしていました(言い方を換えれば「斬新なデザイン」でした)。
で、実際、倒れるはずがないその銀行自体が倒れて(倒産して)しまったのです。

家相がいい家とは、掃除がしやすい家でもあります。
凝り過ぎて、どう掃除したらいいのか分からないような家は、やはり家相が悪いのです。
また見るだけでホッとするような家は家相がいいのです。
屋根の形が複雑な家は雨漏りしやすいし、もうそれだけで家相が悪いと言わざるを得ません。

同じ家に住み続けるならば、20年を目途に大改装するのがいいのではないかと思います。
20年も経てば家族構成も変わっているし、第一、本人たちが一番変わっています(早い話が20歳年取っているわけです)。
私も今から10年以内に大改装し、それ以降は建物とともに老いていきたいと思っています。

大改装とは単にリフォームだけではなく、間取りの変更や、あらゆる設備の取り換えをも含みます。
システムキッチンやシステムバスの取り換えや、すべての電球やモーターの入れ替えもその範囲に入ります。
大改装により、オフィスを自宅に持ってきてもいいかもしれないとすら思っています。