アンチエージングは思い込みから

私は95歳までバリバリの現役で働くことを目指しているのですが、そう思った途端、自分の体に気を付けるようになりました。
それも小手先の健康管理ではなく、内臓を始めとする体の根本的なところからメンテナンスしていこうという気持ちが出てきました。

今までは大食いの早飯でしたが、今はどちらか言うと少食で、またユックリとよく噛んで食べています。
会食の場合は、まわりと食べる速さを合わせていくのが一種の礼儀でもありますが、テーブルの中で2番目に遅いぐらいのペースで食べています。

結核で4か月もの入院をしたことがあるのですが、それまでは相当ムリが利き、他の人がカゼで会社を休んだりしたら「カゼ引く意味が分からん。カゼ引くのはアホや」とすら思っていました。
傲慢で強引で剛腕でしたが、4か月もの入院で人生観も性格もすっかり変わってしまいました。

結核の他に十二指腸潰瘍で2回も入院しています。
胃がシクシクと痛み出すと、かなりのピンチなのですが、幸い最近は大丈夫です。
かつては元気そうな割には、目や歯やノドや胃や腸やヒザが悪かったのですが、95歳現役を目指してからは、一つ一つ治せるものは治していこうと努力しています。

私は実年齢よりも若く見られるのですが、この錯覚をもっと大きくしようと思っています。
「年齢は?」と聞かれたときに「64歳です」と答えるのですが、答えながら自分でも「えっ、そんなに年いってたん?」と違和感を感じます。
そこで「アンチエージングの実験」として、年齢を聞かれたら一回り(12歳)下にサバを読むことに決めました。

「自分は大金持ちだ」と思い込んだら本当にそうなってしまうように、自分を12歳下だと思い込めば、本当にそう見えてしまうのではないかと思うのです。
12歳下だと干支を聞かれても間違わなくてすみます。
ということで、私の年齢は今日から52歳となりました。

ウェブレッスンで外人の先生から年齢を聞かれ、正直に64歳と言うと、画面の向こうで引いているのを感じます。
従って次からは52歳と答えることにします。
ウェブレッスンで外人に答えるだけでなく、日常生活で日本人に年齢を聞かれた時も、臆面もなく52歳と言えるようにしたいと思います。
自分自身でそう思い込んでしまうのが、アンチエージング的には一番効果的ではないかと推測しています。