ウェスティンホテル大阪「故宮」パート3

今回は不動産コンサルタントとして著名なHさんと、インドネシアで建築と不動産の仕事をしているNさんとの3人での会食。
HさんとNさんとは30歳近い年齢差がありますが(私はその中間)、仕事という共通の話題があるので、会話に全く違和感はありません。

Hさんは海外の富裕層や投資家を日本に呼び込み、東京の不動産をその人たちに販売する計画を持っており、インドネシアでの実績があるNさんを私が紹介したというわけです。
今回は男3人での会食なので美人はおらず、従って羽織袴ではなく、ふつうの服を着ていきました。

今年の7月にホーチミンに行ったのですが、Nさんはその時のメンバーの中心。
Nさんのおかげで現地の超高層マンションなどを見ることができました。
一緒に行ったメンバーの税理士さんが、インドネシアへ進出した日本企業の税務面をフォローすべく、インドネシアでの事務所開設を検討しているとか。
あのインドネシア旅行がキッカケで、さまざまなビジネスが進み出していることを知り、ちょっとビックリです。

Hさんは今でこそ「不動産コンサルタント業界で知らない者はモグリだ」といわれるような存在になっていますが、かつては私と同じような規模の「街の不動産屋」だったのです。
1989年をピークとするバブルで大ピンチを迎えたのですが、その後不動産コンサルタントとして頭角を現すようになりました。

今では押すに押されぬコンサルタントの先生なのですが、私は昔から知っているので、ついつい「大先生!」などと“おちょくり”たくなってしまうのでいけません。
単にコンサルタントだけでなく、ビジネス企画の才能も発揮していて、今まで何組もの日本の投資団を海外不動産に向かわせました(これをアウトバウンドと呼んでいます)。

今回はその逆で、海外の人たちに日本の不動産を買ってもらおうと(これをインバウンドと呼びます)そのためのショールームを東京に設けました。
インドネシアに強いNさんを紹介したのもそのためです。
HさんやNさんを見ていると、私とはビジネスのスケールが違っています。

いいか悪いかは別として、私自身も街の不動産屋としていつまでも汲々とせず、もっと大きな世界に飛び出してもいいかもしれません。
30数年間倒産もさせずに会社を経営してきたのですから、ここらで少しまた会社の方向を変えてみるのも面白かもしれないと思います。