東京での会食

東京で会食の予定があり、ただそのためだけに東京へ1泊2日で行ってきました。
一応、新しい本の出版の打ち合わせなのですが、さまざまな話を聞いてくることができました。
4人での会食だったのですが、自分より仕事ができる人たちに囲まれ、私はちょっと緊張気味で、終始おとなしかったのであります。

会食メンバー4人のうちの2人は、不動産業界では有名なセミナー講師で、1人は出版会社の社長。
残る一人(私のこと)が細々とした不動産店主では、ちょっと釣り合いが取れないのです。

「仕事ができて性格もいい」40代の人たちとの会食もよく企画するのですが、この時はこちらが圧倒的に年上なので余裕があります。
が、今回の東京での会食は、6つ年上の人が1人と、あとは私と同じ年の人が2人。
年齢によるハンディキャップもなく、明らかに私の実績不足が顕著なので、どうにも居心地が悪いのです。

その時も思ったのですが、私がその人たちに勝てることはただ一つ、読書量のみであります。
そうなると唯一ナンバーワンが取れる「多読」をもっともっと伸ばそうという気になるというものです。
仕事の力量で言うと“どうにもならない”のですが、読書数に目を移せば私の圧勝です。

セミナーの有名講師の方々は当然本も出していて、一人が多分10冊ぐらい、もう一人が22冊出版済みとのことでした。
私は次の本が(共著ですが)14冊目になります。
これから本気で頑張れば、本の出版数は抜けるかもしれません。

次の本は不動産業界の“あるテーマ”について書くのですが、弁護士や税理士も執筆する予定です。
私は自分が持つ「内容」だけではネタ不足なので、業界の色んな人を取材し、それをもとに文章を書いていく方式を取ることにしました。
つまり不動産屋としてではなく「作家」として参加するわけです。

「本を読む」と「本を書く」が今後の人生と仕事の核になっていきそうな気がしています。
ならば自分の持つ「経営資源」をそこに集中させるべきではないかと考えるのです。
今まで自分がやってきた仕事を大胆にカットしていく時期が迫ってきたのかもしれません。