超貴重品の時間

最近は目覚ましをかけず、自然に起きる時間に任せています。
それでも日が上がってから起きるということはまずなく、大抵は夜明け前に目が覚めます。
起きるとすぐに書斎の机に向かうのですが、夜明け前から段々と明るくなっていく過程を見ながらのデスクワークは格段の気持ち良さがあります。

朝の霊気を味わいながら文章を書いていると、インスピレーションが降りてくる確率が高いような気がします。
さっさと散歩に出てしまうのもいいのですが、この時間を外すと満足する文章が書けないという事情もあり、私にとっては夜明け前の時間は何をしても最高の時間なのです。

神道が朝の時間を大事にする理由がよく分かります。
今はやっていないのですが、早朝に出社していたことがあります。
朝5時半までに出社すると、9時の始業時間までに、1日分の仕事が終わってしまうのです。
朝は電話も来客もなく、仕事への集中力は半端ではありません。

書斎の机に朝向かっている時と、夜とではやはり集中力がかなり違ってきます。
私はテレビはほとんど見ないのですが、夜、知的作業の合間に“ついつい”YouTubeを見たりして息抜きをすることがあります。
しかし朝はそんなことは一切ありません。

本をもっと読みたくて、夜の読書時間を増やしました。
従って今は朝3時に起きることはありません。
4時半くらいに目が覚めることが多いのですが、そのほうが自分にとっては自然体で体の調子もいいように感じます。

子供の頃や若い頃は時間がたっぷりあったわけですが、今は残された時間をどう上手く使って行くかを常に考えています。
神さまから与えられた時間をムダにしてはいけないのです。
特に早朝の時間は「超貴重品」なのです。

人生はそんなに長くはない。
ならば後悔しない時間の使い方をしたいものです。
私は少なくとも95歳まではバリバリの現役を目指しているのですが、それにしてもあと「わずか」30数年。
今までの生き方はムダ・ムラ・ムリの山でした。
が、今後の人生は「そうはさせじ」という意気込みであります。