朝型生活のススメ

「本当にこれをやっていけばいいのだろうか?」とか「このまま続けていていいのだろうか?」と迷う生活パターンや習慣はあるのですが、朝型生活だけは疑問の余地がありません。
若い頃に「成功者はみんな朝型人間だ!」ということに気づいたのは、わが人生最高の発見でした。

朝型人間には一流や超一流の人が多いのです。
中には朝早くから夜遅くまで働いてもなんともない「才能に恵まれた人」もしくは「体力に恵まれた人」もいるのですが、凡人が朝型生活を続けようと思ったら「早く寝る」しか手はないように思います。
「早寝・早起き」は対(つい)になっているのです。

サラリーマンをやっていると自分のペースが保てず「早寝」ができないケースも少なくないと思うのですが、最近は夜のお付き合いを一切しない人が社長になるケースも出てきました。
伊藤忠商事では会社が「朝型」を推奨していて、フレックスタイムにより、早朝から出社する人も増えてきたそうです。
私(わたし)的に言うならば、伊藤忠の株は「買い」であります。

友人の歯科医で朝7時から診療をしていた人がいるのですが、あっという間にドクター6人も抱える立派な診療所になりました。
私も朝5時に出勤していた時がありますが、朝5時に会社に出ると電話もかかってこず、人との面談もなく、デスクワークだけで言うならば、朝9時の始業時間までに1日の仕事が全部終わってしまっていました。

これが逆に朝9時からデスクワークを始めると、途中用事が入ってきたりして、朝一番で始めたはずのデスクワークの書類が夕方まで机の上に残っているということが少なくないのです。
効率の良さから言うと「朝の30分は夜の2時間」に匹敵するので、夜の残業より早朝仕事のほうが圧倒的にいい人生が送れる確率が高くなるという次第です。

ある人材派遣会社のトップセールスの女性の本を読んだのですが、朝7時から8時の間に「狙っている会社」に電話すると、その会社のトップが出てくる確率が高く、ホイホイとアポイントが取れていったそうです。
また、早朝にトップが出社している会社は、あとあとグングン伸びている会社が多かったそうです。