会社の引っ越し その3

近くのワンルーム・オフィスが1年半も空きの状態だったのにも意味があったのです。
もしそれまでにテナントが決まっていたら、今回そのスペースは活用できなかったわけです。
自宅に蔵書用のスペースがあるのですが、今のように年千冊のペースで読んでいたら、ずっと将来、本を収納するところがなくなってしまうのではないかという不安もありました。
「その時はそのワンルーム・オフィスを書庫スペースにすればいい」と、本の収納場所の問題も一挙にスッキリしたという次第です。

今回の2階へのオフィスの移動の時のために、1年半もワンルーム・オフィスのテナントが決まらなかったのかと、妙に納得しています。
案外2階へ移ることも、理念の世界(イデーの世界、天上界、あの世の実世界、運命)では既に決まっていたのかもしれません。
今まで幾度も2階へ移るチャンスがあったのに、それに自分が気がつかず、本当はもっと早く移るべきだったのかもしれないという気もしています。

この世的にまだ現象面で表れていない場合でも、イデーの世界ではもう既に存在しているということが、よくあるのではないかと思います。
以前に自宅の設計を設計士さんにお願いした時、打ち合わせするごとに理想の間取りが出来上がっていきました。
それはまるで理想の図面が既に天上界に存在し、打ち合わせをするたびに、どんどんこの世的に具現化していくという感覚でした。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが「努力とは、天上界の理念をこの世的に具現化すること」だと思うのです。