AAAの本2冊

昨日は本を4冊読んだのですが、内2冊が「評価AAA」という大当たりの日でした。
一つは『なでしこ日本史』(渡部昇一育鵬社・1,300円)、もう一つは『勝利の女神は勉強嫌い』(植野治彦・PHP研究所・1,200円)です。

渡部昇一さんは本来は英語の先生なのですが、こと日本史になると、専門の学者をはるかに凌駕する知識と洞察力を持っています。
『なでしこ日本史』は日本史に登場する女性にスポットを当てています。
登場人物(神代の時代の方は「人物」というより「神さま」なのですが)は、イザナミノミコトに始まり、その娘に当たる天照大神(あまてらすおおみかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)の妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)や神宮皇后(じんぐうこうごう)。
この辺までが古代の方々。
北条政子北政所や皇女和宮や加賀千代なども出てきます。
天照大神は別格として、どの女性もかなり霊格が高かったように思います。

もう一つのAAAである『勝利の女神は勉強嫌い』からは、仕事への姿勢、勉強のコツを学びました。
著者は「四谷学院」という予備校を立ち上げる前に、レストランで働いたり、歩合のセールスマンをやったりしていますが、どの職業でも頭角を現しています。
勉強は基礎から順に高度なものに向かっていくのが筋で、その筋を外すから分からなくなったり、面白くなくなったりするわけです。
勉強の仕方にもコツがあり、そのコツを外さなければ高いモチベーションを維持できるということも分かりました。